91話 ページ44
ようやくみんなの所に着くと
珠世さんが鬼に向かって何か言っていた
珠「その名を口にしましたね
呪いが発動する…可哀想ですが……さようなら」
すると朱紗丸は叫びながら
僕の目の前への通路出てきた
僕が目にした朱紗丸は…
口や腹から計三本の太い腕が出てきた姿だった
そのまま口から生えた手が
毬女の頭を握りつぶした
それだけでなく
体までｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬに潰されてしまった
僕は恐ろしくなり咥えていた刀を落とし
身体が恐怖で震えた
それだけ酷いものだったのだ…
すると炭治郎君が
僕のことに気づいて近づいてきた
炭「出久！お前、怪我が…！」
緑「あ、あはは…(汗」
炭治郎が慌てて僕に肩を貸し
鬼だった死骸の傍にいる珠世さんに聞いた
緑「死んで…しまったんですか？」
珠「まもなく死にます
これが【呪い】です
体内に残留する鬼舞辻の細胞に肉体を破壊されること
基本的に…鬼同士の戦いは不毛です、
意味がない。
致命傷を与えることができませんから
陽光と鬼殺の剣士の刀以外は
ただ、
鬼舞辻は鬼の細胞の破壊が出来るようです」
すると愈史郎君が僕の口元に手拭いを押し当てた
愈「珠世様の術を吸い込むなよ
人体には害が出る」
……愈史郎君…君って
なんだかんだって優しい人だね
そう思っていると珠世さんが僕達に言ってくれた
珠世「炭治郎さん、出久さん、
この方は十二鬼月ではありません」
2人「「……！？」」
珠世「十二鬼月は眼球に数字が刻まれています
この方には無い…
もう一方も恐らく十二鬼月ではないでしょう…
弱すぎる」
あれで弱い
じゃぁ…十二鬼月はさっきよりももっと強い鬼
僕は恐ろしすぎて顔が青白くなる
すると珠世さんは
注射器で鬼の脳から血を採取した
珠「血は採りました
私は禰豆子さんを見ます
薬を使ったうえに術も吸わせてしまったので…
ごめんなさいね」
愈「頭の悪い鬼もいたものだな
珠世様の御体を傷つけたんだ、当然の報いだが
もう後は知らんぞ布は自分で持て!!
俺は珠世様から離れたくない、少しも!!」
そう言って愈史郎君は僕達を置いて、
珠世さんの方へと行ってしまった
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Pentas(プロフ) - 。。。さんへ、報告ありがとうございます！助かりました (2019年11月13日 21時) (
レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
。。。 - オリジナルフラグ立ってますよ。。。 (2019年11月13日 21時) (レス) id: 80d292197a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pentas 咲妃 | 作成日時：2019年11月13日 21時
