鬼の呪術師の少女(弐)

98話 ページ49

すると東堂の視界には悠仁の蹴りが広がっており顔面にクリーンヒットした




真希「散れ!!」




真希お姉ちゃんの合図で予定通り二手に分かれ
Aは真希と伏黒の方について行く





伏黒「東堂1人でしたね」

真希「やっぱ、悠仁に変えて正解だったな」


「お兄ちゃん大丈夫かな?」




二人の会話を聴きながら少しばかり不安になると
真希が走りながらAに声をかけた




真希「大丈夫だ、兄を信じろ」

「…うん!」





そう言われ兄を信じようと思いながら
Aたちは前へと進んでいく


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暫くしてお兄ちゃんから離れてから様子を見てみるも誰も来る気配がない




伏黒「変です」




私は少しばかり嫌な予感がし木の上に登り匂いと
音で京都校の人たちがどうしているか探る




するとお兄ちゃんと離れた辺りから
彼らの匂いが強く感じる…

それもお兄ちゃんの血の匂いがする





「お兄ちゃんと離れたあたりから
京都校の人達匂いが強いよ…それも複数人
これって全員揃ってないよね?」





それを聞いた真希は少し考えながら呟いた





真希「ターゲットがそっちにいるってことか?」


玉犬「ワフっ！」


伏黒「いや、2級なら余程
狡猾でない限り玉犬が気づきます」





なら…まさか…!




私は冷や汗をかく中…その嫌な予感は的中する




伏黒「アイツら
Aの兄を殺すつもりじゃないですか?」


「!?」




お兄ちゃんを…殺す?
また、お兄ちゃんを奪っていくの??






「何それ…巫山戯んな」

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