鬼の呪術師の少女(弐)

73話 ページ24

それからA達は先輩たちと一緒にグランドで京都姉妹交流会に向けて特訓することになった


真希さんから出来ればAも出て欲しいという
ことで念の為に鍛錬に参加することにした




パンダ「呪具の持ち運びか」


伏黒「得物で近接を補うのは賛成ですけど術式上
両手はパッと空けられるようにしたいんです」




伏黒は先輩達に質問し呪具を扱っている
真希に目線を向ける




伏黒「禪院先輩は2つ以上持ち歩こととか
ザラですよね?どうしてるんですか?」



真希「パンダに持たせてる」←



伏黒「(聞かなきゃ良かった…)」←





それを聞いた真希はパンダに指をさして答えた
横にパンダは筋肉を見せつけるようなポーズをし
それを聞いた伏黒は真顔になった


するとパンダはとある呪霊と術師がいることを
思い出し呟いていた





パンダ「でも、物を出し入れできる呪霊を
飼っている術師とかもいるよな」



真希「それは無理だろ、レアだし
飼い慣らすのに時間もかかる

私が欲しいつーの
見つけたら私に教えろよ」



パンダ「カルパス一年分」←





伏黒は先輩たちの話を置いておき
少年院で宿儺が言っていた言葉を思い出していた




─宿儺『オマエ、あの時なぜ逃げた』




伏黒「(あれは
俺には特級に勝てる可能性があったと
そういう意味だったんだろうか)」





そう思い自分の影を触った時だった




伏黒「!」


狗巻「ツナツナ」


真希「あ?なんだよ」




伏黒の様子を見ていた狗巻は真希に伝えると
指先で自らの影に触るとスポっと沈むのを
目にした時口先の口角が上がる




伏黒「先輩……なんとかなりそうです」ﾆﾔ





それを聞いた真希はなるほどと思い
今度はAに向けてとある事を聞いた




真希「そういえば、A…
伏黒の話からすると大きくなれるみたいだな」


「うん!なれるよ」




真希がAが大人ぐらいになれると
伏黒から聞いたことを思い出し本人に聞くと
本当のようだった





真希「んじゃそれを長くすることはできるのか?」


「んー…わかんないけど…炭治郎たちが
戦っている以外はしないでって言われた」





それを聞いた釘崎は苦笑いしながら
あの時の状況を思い出していた





釘崎「そりゃ、あの服装じゃねぇ
…よし、Aちゃん、真希さんと一緒に
今度大きい服を買いに行くわよ」


真希「お、買い物か?
いいぜ、付き合ってやるよ」





なので後日、釘崎、真希によって再びAは
着せ替え人形にされたのでした

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