鬼の呪術師の少女(弐)

61話 ページ12

善逸「領域展開…『雷鳴雨天』」




すると突然、天井や地面の周りに雷雲が現れ
雷が鳴り響く中、幾つものの稲妻が落ちてきた

まるで雨のように降り注いでくる雷に全て
呪霊に当たり黒焦げになってしまったのだった





善逸「んー、思っていた以上に弱いねコイツ」


炭治郎「そうだな」




普通なら耐えるはずと思ったんだけど…
こんなに弱いとは思わなったみたいだった




炭治郎「さて、これは返してもらうぞ」





そう言って炭治郎は呪霊のおデコに表していた
瞳を抜き取った後に呪霊は消えていくのだった…


呪霊に取り込まれていた瞳の色はまるで
朝日のような…炎のような瞳だった

それを炭治郎は口に入れごくんっと飲み込んだ




善逸「はぁ〜久々に動いたから疲れたよ」


炭治郎「そうだな、善逸おつかれさま」




善逸は久々に動いたせいなのか肩を手でモミモミしている様子に炭治郎は微笑んだのだった




そして炭治郎は代わってあげたAに
代わるように声をかける





炭治郎「おーい、A終わったぞ
代わってやるから出ておいで」




しかし、一向に代わる気配はなかった





善逸「……Aちゃん?」





それに気づいた善逸は少し炭治郎の方に
Aの名前を呼ぶが全然反応がない






炭治郎/善逸「「………」」ﾆｨ









その事に対して2人は不気味な笑顔になり
なにやらなにやら企んでいる様子だった




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そして暫くしてから施設から出た2人は
騒がしい音がする方に駆け走りとある木の上で
その様子を見ていた






炭治郎「へぇー、楽しそうだな
俺も参加しようかな」


善逸「いや、やめておけよ、
宿儺に何されても俺は知らないぞ」




炭治郎と善逸は伏黒と宿儺が戦っている光景を
観察していたのだった


参加したくてうずうずしているとなにやら
伏黒は立ち止まり宿儺に向けて話し始めた様子に段々と悠仁の顔の模様が消えていく




そして…





悠仁「あー、悪い
そろそろだわ…

伏黒、釘崎も五条先生…は心配いらねぇか
長生きしろよ


それから…Aを、頼ん…だ」





そう言って虎杖悠仁は
雨が降っている中倒れ死んだ

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