春雨第７師団は今日も、、、平和じゃないようです

１６話 ページ22

その後、船員からこの船を操縦できる者はいないと告げられた。



貴(まあ、殺したのは私だけどね。)



笑みがこぼれそうになったが、我慢する。



貴(さて、そろそろかな？)



しばらくして

ドォォォォオオオン！

と、大きな爆発音が響き、船がぐらつく。



阿「……！一体何がおき……」



ドォォォォオオオン！

２回目の爆発音が副団長の声を遮るようになる。



今のは、神嬉が仕掛けた時限爆弾だ。



これでエンジンと緊急用の船が使えないはずだ。





ああ、もうすぐで、もうすぐで全部終わるんだ。

貴「ふふっ……」

笑い声がもれる



今ので全員の視線が私に向けられる。



まあ、こんな時に笑ってるっていうのは私でも怪しいと思う｡



高「まさかテメェ……！」



案の定ばれたみたい。


でも、今さら計画が狂うことはきっとないだろう


どうせ誤魔化してもたいして意味はないそう思って言う。



貴「その通りですよ、高杉さん。」



そう話す私はきっと笑っている。









でも、不思議と胸が痛いのは私の気のせい……？

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