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*
なんど、ゾムさんを避けたのだろうか。
「おーい？Aちゃーん。避けてばっかだと勝てないぞ？」
言われてしまった。
分かっている。
一瞬の隙を狙っているのだ。
『逃げ、るっのに必死、なんっで、す』
喋ることもままならない。
部屋の端っこまで迫まれてしまった。
ニヤニヤという感じでさらに迫まれる。
背中にトンッと壁が当たった。
「残念でした」
ぼそっと聞こえた声と共に手が伸びてきた。
これを狙っていたのだ。
ゾムさんの伸びてきた手首を掴み、ゾムさんの足の間をすり抜ける。
もちろん、手首は掴んだままなのでゾムさんは少しだけよろけた。
その一瞬を狙い、高い背中に飛び乗る。
『…ふっ、ふっ』
よろけた背中に飛び乗ったのだから、自然とゾムさんは倒れた。
その背中に乗り、息を整える。
相変わらず、手は掴んだまま。
ゾムさんの腰に付いている小さな袋に花は入っている。
そこに手を伸ばした。
「してやられたなぁ」
声が聞こえたと思ったら目の前が天井と、茶色の澄んだ髪が見えた。
「形勢逆転…やな」
私が下になり、ゾムさんが上になったのだ。
…でも、手は掴まれていない。
腰まで一気に手を伸ばす。
チリン
鈴の音がした。
「うーん、残念やったな」
ゾムさんの手には先程まで私の手首についていたはずの小さな鈴。
負けた。
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kawarin1231(プロフ) - みるく*さん» ありがとうございます！繋がりたいのでフォローさせていただきますね (2018年5月6日 18時) (
レス) id: 9859646ebe (このIDを非表示/違反報告)
みるく*(プロフ) - kawarin1231さん» コメント、そしてTwitterを気にして下さりありがとうございます…！ 申し訳ないのですが、現在更新停止に伴いTwitterもほとんどログアウトしております。それでも繋がりたいと思ってくださりましたらこちらまでどうぞ(@ 46rumelo) (2018年5月6日 18時) (レス) id: 43f67846e7 (このIDを非表示/違反報告)
kawarin1231(プロフ) - Twitterフォローいいでしょうか…？？鍵垢なんですけど、 (2018年5月6日 17時) (レス) id: 9859646ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく* | 作成日時：2016年11月19日 0時
