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竜胆「それ、今人気のスイーツだって…兄貴が。」
「え、蘭さんが？？」
竜胆「あ、いや！兄貴からじゃ、なくて！」
あー…なんつーか、、
竜胆「俺から、なんだけど…」
語尾が消えそう言う竜胆さん。
「え、頂いてよろしいんですか？？」
竜胆「返されても俺食わねぇし。」
と目を逸らされる。
そっぽ向いちゃったよ！！
え、まじいいんすか？？
紙袋の中をちらっと見ると…
これは…！！！！
「これ！1日数個限定のやつじゃないですか！！？」
中身を見るのは失礼だと分かっているのだけれど…！
中には私が前から食べたくて3回ほど朝から買いに行ったものの買うことが叶わなかったホテルのケーキが入っていた。
うぇ！まじか！！！
すご！！
竜胆「それ知ってんの？？」
「これ前からずっと食べたくても売り切れて買えなかったやつです！めっちゃ驚きです！！」
竜胆「ははっ、そんな喜んでもらえるとは思ってなかった。そら良かったわ。」
クシャッと笑う竜胆さん。
あなたが神か…！！！←
念願のケーキに浮かれていると
竜胆「悪ぃけどそれ1個しかねぇからAさん1人で食って。」
いきなりの耳打ち。
！！！！！！？
ふぁーーーー！！！やめれ！！
いきなりの耳打ちやめてくれ！！
こんなんされたら世の女子死ぬぞ！！！
さすがシティーボーイ恐るべし…
女子の扱いに慣れとる…
竜胆さん、いつか刺されますよまじで。←
「あ、アリガタクイタダキマス。」
有難くケーキを頂戴してドアを開ける。
「ありがとうございました！帰り気をつけてくださいね！」
竜胆「ん。帰ってゆっくりするわ。」
軽く手を上げて
じゃあまた。と歩き出す竜胆さん。
前回の時もカットの途中で呼び出されたりとかいつもの忙しそうな所を見ていた分、ぜひ家でゆっくりして欲しい。
そう思いながら、
帰る竜胆さんの背中を見つめていた。
…………
…………………あ。
わ す れ て た ！ ！ ！ ！ ！
鍵！！！！！！
すっかり蘭さんに頼まれていたのを完全に頭から飛ばしてた…！！！
「りーんーどーさーんー！！！！！！」
少し遠くなった竜胆さんの背中にむかって大きい声で呼び止める。
そして振り返る竜胆さん。
よし！私の肺活量も捨てたもんじゃないな!!!
ちょっと待っててください！！！ともう一度叫んで
竜胆さんが止まってくれたのを確認して、すぐバックルームに蘭さんから預かった鍵を取りに向かった。
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むーこ - この作品。。。。最高すぎませんか⁉︎もお尊さMAXですね！個人的にはれおちゃんが好きです！更新勝手に待たせてもらいます！ (12月28日 17時) (
レス) @page41 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
朱憑(プロフ) - 何度も見させてもらってますが、本当に飽きない……！主人公ちゃん無事脱出できるか！れんれんは竜胆と意気投合するのか！！ 更新待ってます！ (12月5日 15時) (レス) @page41 id: 5739833373 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 夢主の性格めっちゃ好きです！！更新待ってます✨ (2023年2月21日 15時) (レス) @page41 id: 47467afbf3 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 文才天才すぎます、、めちゃくちゃ面白いし好きです🥺良かったら更新してもらえたら嬉しいです！完結までついていかせてください！ (2023年2月17日 12時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
おら - 最初から一気に見たけどまじてさいこー (2023年2月9日 21時) (レス) @page41 id: 9bdbcd9884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんらん | 作成日時：2021年11月9日 11時
