とある王国のプリンセス【黒子のバスケ】

3 ページ5

片目が髪で隠れたとても綺麗な人が歩いてきた。


氷「只今より、princess選出の式を行います。私は本日司会進行をさせていただきます、ヒムロ タツヤと申します。」


発音が凄いくいいな、なんて思いながら彼に視線を送る私。


その奥の方には、赤色の髪、緑色の髪、紫色の髪……きっと、第一、第二、第三、王位継承者
なのだろう。他にも、黄色の髪の方などもおられる。


こんなこと考えている間に、式は進んでいき。

氷「はい、では最後に王位継承者の紹介をさせていただきます」


氷「第一王位継承者、アカシ セイジュウロウ様」


赤「何かと不足していると思いますが、よろしく頼むよ」


女達「「ｷｬｰ！ｱｶｼｻﾏー！！」」


そんなに、人気があるのか。すごくかっこいいけれども…


ん？今目が合ったような…


氷「続きまして、第二王位継承者、ミドリマ シンタロウ様」


緑「俺なりに人事を尽くす。よろしくなのだよ」


女達「「ｷｬｰ！ｼﾝﾀﾛｳｻﾏー！！」」


この方は、真面目そうだな。
少し変わってもいそうだし


氷「続きましては、第三王位継承者、ムラサキバラ アツシ様」


紫「んー？えーと、よろしくねー」


女達「ｷｬｰ！ﾑﾗｻｷﾊﾞﾗｻﾏー！！」


結構、ネジがゆるい方なのかな

氷「最後に、王位継承者候補であるキセ リョウタ様」


黄「はーい！みんな、よろしくっス」


女達「「ｷｬｰ！ﾘｮｳﾀｻﾏー！！」」

語尾に星でもつきそうな感じだったな…
でも、いい人そう！


氷「他にも王位継承者候補である方は多数おられますが、任務やご都合のため欠席しておられます。」


そうなんだ…他の方もカッコイイんだろうな。

氷「それでは、これから王位継承者候補である方々と踊っていただきます。王位継承者候補である方は、パートナーをお選びください。」


私が選ばれるわけがない。さっき、バルコニーがあったから、そこで夜風に当たっていよう。

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す