あと少しだけそばにいたい 3 (ページ9)

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初めから……9 ページ9

落ち着いた私達はベンチに座った……
もう1度謝ろうとする大輝を私は止めた

『大輝のせいじゃない大輝が大変な時にそばにいれなかった私のせいだよ？』

青峰「なんでお前はそんなお人好しなんだよもっと……怒れよ」

『やだよこうして大輝とまた喋るのが私にとってどんだけ嬉しいか怒ってる時間がもったないない』

＂行ってきます＂それが最後の言葉になってしまったとずっと思ってたから……

そう思うとまた涙が出てくる

青峰「……泣いてる時間ももったいないだろーが」

私の髪の毛をくしゃくしゃっとする大輝

『だって……だって……』

青峰「ICEクイーンなんてどこにもいねーな」

きっと私にとっては引退よりも大輝との別れの方が辛くて一番辛いことを経験してしまったせいで涙が出てこなかったんだろう

『本当は……もっともっと一緒に居たかったんだよ？だからお願い』

今……大輝は昔の彼氏としてここに居てくれている
だから彼女がいるかもしれない

今この瞬間だけなんだ一緒にいられるのは

『あと少しだけどそばにいたい』

私がそう言うと大輝は呆れた顔をする……

『～～ッん』

急に息を吸えないと思ったら大輝の顔がすごく近くにある……

『…大……輝』

青峰「あと少しなんて言ってんじゃねーよ…… もうぜってぇお前のことは……離さねーよばーか」

こんなに嬉しいことはありません_____________。

『じゃ私とまた付き合ってくれるの？そばに居てくれるの？』

青峰「……むしろ俺が聞きてーよこんな最悪なことした俺を、もう1回お前の彼氏にしてくれるか？そばに居てもいいか？」

そんなの決まってる考える必要もない

私はそっと触れるキスを大輝にした……

『大輝のバカ!! そんなのいいに決まってんじゃん！』