White Lily II

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あなたside



さっきまで少女漫画みたいな出来事起こってたのなんか忘れてしまった


20分くらいずっと喋りっぱなしで歩いてたけどあっという間に映画館に着いた



拓紀｢あれ見るよ！前言ってたヤツ｣


｢見たいって言ってたの覚えてたの？｣


拓紀｢もちろんw


あ、ポップコーンとか食べる？｣


｢バター醤油だよね！｣


拓紀｢え、キャラメルだろ？｣


｢え〜嘘ぉ…キャラメルオンリーだと甘すぎじゃない？｣


拓紀｢ハーフ＆ハーフってやつあるよ｣


｢え、まじかそれにしよ！Lで！｣


拓紀｢え、まじ、？食べきれなくねw｣


｢いざってとき持ち帰ろw｣


拓紀｢ノリで頼むなww｣


｢あはははっ｣


気づいたら後ろにたくさん人が並んでた


2人してヤバってめちゃ慌ててスクリーンに向かった


今回見たのは洋画の人気シリーズの新作


主人公のバトルシーンがかっこよすぎた


洋画が好きなのは2人とも同じで


今は夕食を食べながらひたすら2人で語ってる


拓紀｢ねぇ…Aちゃん


ちょっと話したいことあるんだけど｣


｢ん？どうしたの｣


拓紀｢あのさ…俺


Aちゃんの事…好きなんだわ｣


｢え…？｣


拓紀｢1番最初見た時からずっと好きで


でもAちゃんは別のやつの事が好きでしょ？｣


｢いや…そんなこと…｣


拓紀｢あるよ？そんなことあるの。


俺はずっと好きだったんだからそれくらい分かるよ


だからさ…俺にチャンスくれないかな｣


｢チャンスってどういう…こと？｣


拓紀｢1ヶ月間一緒にいて欲しい


こんなカッコ悪い事普通だったら言わないんだけど…俺、本気なの｣


真っ直ぐこっちを見る目が普段と違って真剣な目だった


｢わかった。その1ヶ月で私の心が動いたら


そのまま彼女になるってことだよね？｣


静かに頷いたつづちゃんとグラスを交わした


｢1ヶ月よろしくね｣

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