White Lily II

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拓紀side


今日で会える最後の日


ここまで良く頑張った俺


ほんとに褒めてやりたい


今日はドライブをする


あ、ネタじゃないからね？普通にドライブをするの


いつも電車で移動してたから迎えに行けるのが嬉しい


教えてもらったマンションの駐車場に停める


｢着いたよ｣


A｢了解！｣


3分くらいでこちらに向かうAちゃんが来た


A｢わざわざごめんね〜


わぁ〜…車って新鮮だね！｣


今日どこ行くの？と聞かれ内緒って答えた


ベタすぎるところな気がしてちょっと恥ずかしかったから


でもどうしても行きたかった場所


｢じゃあ出発するよ〜｣


A｢お〜楽しみ〜｣


A｢あ、そうそう！


つづちゃんがくれたバレッタね、すごい皆可愛いって言ってくれてて〜やっぱつづちゃんセンスあるんだね！｣


｢いや…そんなことないよ！でも気に入ってくれてるなら良かった｣


A｢めちゃめちゃ可愛いもん！今日も付けてるよ｣


｢え、気づかなかった｣


A｢ちょっと気付いてよ〜ww｣


｢ごめんごめん…後ろ姿見てなかったから｣


A｢あ、確かに…｣


｢あ、そろそろ見えてくるね｣


A｢え？……うわぁ〜！


海！？｣


｢そう！ちょっとベタだから言うの恥ずかしかったんだよね｣


A｢嬉しい…！なかなか来れないもんね｣


少し手前にあるベンチに腰掛け少し話すと


｢レストラン予約してあるから行こ｣


A｢え、どこの？｣


｢すぐそこにある白い建物の｣


歩いて向うととても綺麗な白い外観のレストランだった


開放的な大きな窓があって海がよく見える


｢予約していた都築です｣


店｢かしこまりました。こちらです｣


窓際のいちばんきれいに見れる席に案内された


A｢きれー｣


景色を眺める姿に見とれてしまいそうになる


次々と美味しい料理が運ばれていく


A｢美味しいね！｣


｢うん、めちゃくちゃ美味い！｣


緊張してなかなか話が切り出せない


でも話さなきゃ…

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