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禪「Aちゃんはホンマに悟君でええの？言っとくけど彼の隣にいるのは大変やと思うよ」
彼の言葉に携帯から視線を上げ見つめる。
悪意のない、ただ私の事を考えての発言に笑みが溢れる。
「うん。でも悟の傍にいたいから、いつか絶対直哉君や他の人達にも認めてもらえるよう強くなるよ。だから待っててね。心配してくれてありがとう」
禪「…フン。まあそれ当分先やろうけど、首長くして待っとるわ。ほな帰る。
中々楽しかったわおおきに」
「うん！また京都に行く事があったら3人でご飯でも行こうね」
禪(それは無理やろ)
禪「まあ考えとくわ」
「気を付けて帰ってね」
そして嵐のような彼は京都へ戻って行った。
思っていたような冷徹な人じゃなく、優しい部分もある人だと知れたので案内役をして良かったと思う。
「七海も一緒に来れば良かったのに」
____
京都へ戻る道中、一人で先程の事を考える。
禪「悟君が選んだ女…どんな女かと思うたけど
まあ、分からんこともないわ」
自分の隣にいる為にひたむきに強くなろうとするA。その健気さはこの世界では珍しく純粋で綺麗だった。
きっと悟君はそんな真っ直ぐで、優しいAちゃんが堪らなく愛おしくて、自分だけのモノでいてほしんやろな。
五条悟が決めた女がいるからと用意されたお見合いを次々と破談にしていく＿その話はこの御三家の中では有名な話だった。次期当主の身でありながら…そう思ったがAなら許せない事もない、
それにたぶんあの子包容力ありそうやし、男の支え方も分かっとるしなあ。顔も正直可愛いし。
あ、タイプじゃないで？？
携帯を開き、先ほど登録したAの欄を見る。
禪「弱そうやけど、まぁ、嫌いやない」
きっと人生で初めてともいえる友人の名を指でなぞり笑みを浮かべる。
____
五「…Aさ、アイツに何か言われた？その、」
家の事とか、そう言葉に出来なかったのはやはりどうしてもAに知られたくなかったからか。
そんな俺を不思議そうに見てまたお前は笑う。
「ううん。何も言われてないよ」
五「……そう。ならいいんだ」
(強くなって、認めてもらうんだ)
この世界の汚い部分なんか知らなくていいんだ。どうせあいつらは世間体や自分の利益しか考えてない。そんな中にお前を巻き込みたくない。
Aはただ俺の傍にいてくれればいいんだ。
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プスメラウィッチ - とらこさん、この小説は渋谷事変編は、曲げ欲しいです。後五条悟を封印しないで欲しいです。お願い出来ますか？ (2021年6月8日 9時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
とらこ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして！この作品は五条悟オチですよ！頑張ります！ありがとうございます！ (2021年5月26日 19時) (レス) id: f672fafd61 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月26日 12時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
とらこ(プロフ) - 華蝶-Rantyou-さん» ありがとうございます！頑張ります^ ^ (2021年5月7日 23時) (レス) id: 237713bcbc (このIDを非表示/違反報告)
華蝶-Rantyou-(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください^^* (2021年5月7日 22時) (レス) id: 0c2f4f76e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらこ | 作成日時：2021年5月5日 21時
