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久しぶりのポカポカ陽気に自然と瞼が重くなる。

ていうか腹減ったな。今日の昼メシなんだろ。
朝が和食だったから、昼は洋食かな。
わったーのオムライス美味いんだよなー…






「_いてっ!!」


『目開けたまた寝てんじゃねぇ。ちゃんと手動かせ』





急に頭に衝撃を受けて、夢見ごごちから現実に引き戻される。

目の前にはごちゃごちゃに広がったカルテとかの資料の束。オレを見下ろす、手に丸めた新聞を持った熊…じゃなくて先生。

そうだ、オレは今診療所に居るんだった。





「…てかさぁ、これどんだけあんの。全然終わりが見えないんだけど」


『まぁかれこれ20年分だからな。ほれ、追加だ』





ドサッと目の前に置かれた巨大なダンボール。
20年分という恐ろしいワードに頭がクラクラした。





「えーもうオレ腹減ったんだけど…」





時計を見ると、針は12時を回っていた。
途方も無く続く単調な作業はいつもより早く腹が減る。






『出前取ってやるから、それが来るまで頑張れ』


「へーい…」






返事をするのと同時に可哀想なオレのお腹がグーと鳴る。

ミツの体のことについてアドバイスをもらうようになってからオレと千賀はこうして時々先生に呼び出されては雑用を押し付けられる。
コンサル費用なんだって。てゆーかコンサルってなに?

これまではベンを風呂に入れたりとか散歩に連れてったりくらいのことだったけど、今日は仕事部屋の整理だとか言って山のような資料の仕分けとシュレッダー作業を命じられた。

ほんと最悪。まじ人使い荒いんだけど。






『ぎゃーーーーー!!!!!』






静かだった部屋に突如響き渡る女子みたいな叫び声。
千賀が片付けをしている資料室からだ。
ゴキブリでもでたのかな?







_ガチャ


「なに。どしたの」

『…!にかいどぅううぅ!!!!』





扉を開けて中を覗き込むと、何かに怯えた千賀がものすごい勢いで駆け寄って来て思わず後ずさり。
だけどあっという間に捕まって、肋骨が折れんじゃないかって力で抱きつかれた。





「いてっ!!いてーよバカ!なんなのもう!」


『あ、あ、あれ!あれっ!!』



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つーちゃん(プロフ) - 2日間で一気に読み進んだお話。想像のつかない展開にドキドキハラハラ心拍数が上がりっぱなしです。これから真意に迫って行くところですね。7人とって善き解決に向かっていきますよう楽しみにしております。 (2022年7月9日 21時) (レス) id: 51a599cbd1 (このIDを非表示/違反報告)
なぁまま(プロフ) - 面白すぎて、あっという間にここまで来ました。続きが楽しみです。 (2020年10月29日 14時) (レス) id: abc3e4578f (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 1番好きな 作品です。更新を楽しみにしています。 (2020年6月3日 17時) (レス) id: 61ecb5f320 (このIDを非表示/違反報告)
えみ - 更新楽しみにまってます! (2020年5月9日 1時) (レス) id: 168f28a7c6 (このIDを非表示/違反報告)
みつみつべー(プロフ) - 続き気になります!!読みたいです!!頑張ってください (2020年5月7日 22時) (レス) id: d4a37c70fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mini7 | 作成日時:2019年2月22日 1時

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