【進撃の巨人】私がここに居る理由 (ページ5)

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正面の門の辺りは人が沢山居て私達の身長では良く見えない状態だった

ｴﾚﾝ「クソー人垣で見えねー」

エレンは木箱の上に乗り、私達はその近くで立つことにした。エレンはワクワクしながら調査兵団の帰りを待っていた

だが…そこで見た光景は見るに耐えなかった

調査兵団は暗い表情で馬を運び…中には怪我を追ってる人も居た…そして死んでる人も……

ｴﾚﾝ「……！！」

街の人「これだけしか帰ってこなかったのか…」

街の人「今回も酷いな…」

ｴﾚﾝ「100人以上で調査に向かったハズなのに…20人もいないぞ…みんな…食われちまったのか…」

母「ブラウン！！ブラウン！！」

貴『！！』

母「あの…息子が…見当たらないんですが…息子は…どこでしょうか…！？」

調査兵「……！！ブラウンの母親だ…」

調査兵「……」

調査兵「持ってこい……」

女の調査兵は袋に包まれた何かを持ってき、母親に渡した

母「え……？」

母親が袋を開くと

貴方『っ…！！』

腕が包まれていた

調査兵「それだけしか取り返せませんでした…」

母「…うぅ……うぁ……うああああぁうぁあああ」

母親は大声で泣け叫ぶ

母「う…うぅ……でも…息子は…役に立ったのですよね……」

調査兵「……！！」

母「何か直接の手柄を立てたわけではなくても!!

息子の死は!!人類の反撃の糧になったのですよね!?」

母親はそう叫ぶと周りは静まり返った

調査兵「もちろん…………イヤ……今回の調査で…我々は……今回も…

なんの成果も!!得られませんでした!!

私が無能なばかりに…!!ただいたずらに兵士を死なせ…!!

ヤツらの正体を…!!突きとめることができませんでした!!」

街の人「……ひでぇもんだな」

街の人「壁の中にさえいれば安全に暮らせるのに…兵士なんて税の無駄遣いだ…」

貴、ｴﾚﾝ、ﾐｶｻ『………』

街の人「まったくだ…これじゃあオレらの税でヤツらにエサをやって太らせてるようなもんだなぁ」

ｴﾚﾝ「！？」

するとエレンは木の棒を持って陰口を言っていたヤツの頭に一発叩いた

貴『エレン…！？』

街の人「ホッ！？」

危険を察知した私達はエレンを連れて逃げていった

街の人「なにすんだ！！クソガキ！！」