【進撃の巨人】私がここに居る理由 (ページ21)

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絶望の中に鈍く光るページ21

貴『……私はまた…大切な人を失った……アルミン…？』

アルミンは目を見開いたまま動こうともしない

貴『…今のままじゃ、せめて安全な所に』

私はアルミンを抱えて、安全な所へと運んだ

貴『ここら辺なら大丈夫か…アルミン死ぬんじゃないよ』

私はアルミンにそう言い捨てて、残りの巨人を退治しに行った

貴『……仲間もエレンも失った…私の目標は…もう達成出来ない』

私は現実逃避しかけていた
すると隣から巨人の手が伸びてきた

貴『っ…！』

私はすぐに避けたが、着地に失敗し屋根に転がってしまった

貴『うッ…ここで…殺られる訳には…』

巨人は手を伸ばし私を掴もうとしたが、すぐさまブレードを出し、巨人に襲いかかろうとした

その時隣から巨人の手が巨人に向かって殴っていた

貴『えっ…どういう事…なんで、巨人が巨人を…』

この時の私は気持ちが高ぶっていた
とても震え経つような気持ちだった

巨人は一瞬こちらを向いたが、すぐさまどっかに行ってしまった

貴『あ…待って…』

私は巨人の後を追った

私はその巨人を守るかのように周りに居る巨人らを倒していった

貴『(この巨人は何が目的で…巨人を仕留めているのか…でも…なんだかこの巨人に見覚えが…)』

私は巨人の向かっている方を見ると、巨人が一体いた
そしてその下には見覚えのある人物がいた

貴『…ミカサ…！』

ミカサは欠けたブレードを巨人に刺そうとした瞬間あの巨人が巨人を殴った

謎の巨人「アァアアア!!!」

巨人は巨人に向かって叫び出した
巨人は足で何度も踏み潰している

貴『ミカサ！！』

私は呆然としているミカサを掴み屋根まで運んだ

ﾐｶｻ「…！A…あれは一体…」

貴『私にも全く分からない…けどあの巨人はきっと…人類の味方になると思う

この好機(チャンス)を逃す訳にはいかない…私はエレ…ン…？』

なんで私は今エレンの名を…エレンは私の目の前で死んだはずだ…なのに…

ﾐｶｻ「エレン…？エレンは…貴方も知ってるはずでしょう！？」

貴『えぇ…知ってる…知ってるけどなんでなんだろう…あの巨人がどうしてもエレンに見えてしまう…

とりあえず…私はあの巨人を追う、ミカサは安全な所へ避難して…ちょうどアルミンとコニーが来たから』

ﾐｶｻ「待って！！」

私はミカサを無視してあの巨人を後を追った