【進撃の巨人】私がここに居る理由 (ページ14)

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ジャンがそう言うと食堂は静まり返っていた

ｼﾞｬﾝ「はぁ…見ろ…お前のせいでお通夜になっちまった」

ｴﾚﾝ「それで？」

ｼﾞｬﾝ「はぁ？話聞いてたか？」

ｴﾚﾝ「「勝てないと思うから諦める」ってとこまで聞いた」

ｼﾞｬﾝ「…」

ｴﾚﾝ「なぁ…諦めて良いことあるのか？あえて希望を捨ててまで現実逃避する方が良いのか？

そもそも、巨人に物量戦を挑んで負けるのは当たり前だ

4年前の敗因の1つは巨人に対する無知だ…負けはしたが得た情報は確実に次の希望に繋がる

お前は戦術の発達を放棄してまで大人しく巨人の飯になりたいのか？……冗談だろ？オレは…オレには夢がある…

巨人を駆逐してこの狭い壁内の世界を出たら…外の世界を探検するんだ」

ｼﾞｬﾝ「はッ！何言ってんだお前！？めでたい顔してんのはお前の方じゃねぇか！」

ｴﾚﾝ「…なんだと！！」

ｼﾞｬﾝ「見ろよ！誰もお前に賛成なんかしねぇよ！」

ｴﾚﾝ「あぁ…そうだな…わかったから…さっさと行けよ内地に…お前みてぇな敗北主義者が最前線にいちゃあ士気に関わんだよ」

ｼﾞｬﾝ「勿論そのつもりだが、お前こそ壁の外に行きてぇんだろ？さっさと行けよ大好きな巨人がお前を待ってるぜ？」

ｴﾚﾝ「…めんどくせぇ」

ｼﾞｬﾝ「へっ……」

ドンッドンッ

訓練兵「うおぉおお！また始まったぜ！！」

ｼﾞｬﾝ「オラ！エレン！どうした！！人間に手間取ってるようじゃ…巨人(やつら)の相手なんか務まんねぇぞ！！」

ｴﾚﾝ「あたりめーだッ！！」

エレンはジャンの腹をめがけてキックを放った

ﾗｲﾅｰ「オーイ！その辺にしとけ！忘れたのかジャン！？エレンの対人格闘成績は今季のトップだぞ！」

貴『フッ！！』

私はさすがに止めようとエレンの足を蹴り飛ばし、落ちそうになったエレンをミカサが担いだ

ﾗｲﾅｰ「いや…ミカサとAに次いでだったっけ？」

ｴﾚﾝ「お…降ろせよ！！」

ミカサに担がれたエレンは完全に笑われ物だ

フランツ「ジャンこれ以上騒いだら教官が来ちゃうよ！」

ｼﾞｬﾝ「オイ！フランツ…！！これは送別会の出し物だろ？止めんなよ！！」

ﾌﾗﾝﾂ「イ…イヤァ…もう十分堪能したよ」

ハンナ「やめてよ！人間同士で争うのは…」

ｴﾚﾝ「オイ！降ろせよミカサ…」

ｼﾞｬﾝ「チッ、よかったなエレン！またそうやってミカサにおんぶに抱っこだ！そのまま調査兵団にもミカサを巻き込むつもりだろ！」