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疑問 ページ17

今はとにかく沢山の服を洗濯に回している。

一通り洗い終え、庭に出て干しているとちょんちょんと肩をつつかれた。

振り返るとそこには、沖田隊長と呼ばれていた男性が立っている。




「あ、あの時の」


沖「よォ。通り魔さん。あ、銀行強盗のが良いですかィ?」


「ちょ、辞めてください…
ご迷惑をお掛けして本当に本当に反省してるんで…」


沖「別に迷惑だなんて思っちゃいやせんよ。
面白ェもの見れたんでねィ」


「面白いもの?」


沖「土方さんが他人にお節介焼くなんざ超レアですぜ」


「そうなんですか?てっきりいつもあんな感じの方なんだと思ってました」




世話焼きお兄さんで捨てられた子犬を見過ごせず隠れて飼うタイプの人かと思ってた。

それで私も放っておけなかったのかなぁなんて考えてたけど…違うのか。




沖「むしろ逆でィ。鬼の副長だなんて呼ばれてるくれェの男ですぜ。嘘ついたことバレた時なんて俺ァてっきりアンタのこと斬り捨てると思ったんですがねィ」


「こ、怖っ。そんな方になんで拾われたんですか…」


沖「………・・・。

それを俺から言うのはちと気が引ける。
野郎の口から聞けるのを待つこった」




何今の間。

じゃあな〜。なんてひらひらと手を振りながら沖田さんは去っていった。

気が引ける理由…何だろう。



…奴 隷のようにこき使おうって魂胆とか?

…人身売買するつもりだとか?吉原に売るとか?

あれ、私大丈夫?なんて不安が生まれる。

そんな野暮な不安を抱えながらまだまだ残る洗濯物に手を伸ばしたのだった。








それから屯所内の掃除をしていると、とにかくお兄さん方に話しかけられる。




隊a「Aちゃん今幾つ?」


「20歳ですよ」


隊b「彼氏は?!」


「居ませんよ」


隊c「好きなタイプは?!」


「そういうの疎くて…」


隊d「じゃあ俺なんかどう?!」


「とっても素敵な方だと思います」




笑ってそう返せば鼻の下が伸びた。5センチくらい伸びた。

明るいお兄さん達に囲まれて楽しく話していると、
4人の方が吹っ飛んだ。物理的に。

土方さんが後ろから蹴飛ばしたようで、
それに驚いて居ると彼は紫煙を吐いた。




土「テメェらさっさと仕事に戻れ。切腹させっぞ」


隊「は、はい…。すみませんでした…」




そそくさとどこかへ行く彼らに軽く手をってい振ると土方さんはこちらを向いた。

親切→←緊張



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氏兎(プロフ) - ユイさん» コメントありがとうございます!!嬉しすぎます😭💗土方さんの思いはPart2で深堀しようかなと思ってます😏楽しんで頂けるように引き続き頑張りますー!応援ありがとうございます!!! (6月4日 21時) (レス) id: 7d17cb3f22 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 初コメ失礼しまあっす!!!!コメントは残してなかったんですけど、結構前から見させていただいてました‼いい展開になってきて最高です!土方さんの思いが気になるなあ、、。応援してます!!!これからも更新頑張ってください‼ (6月3日 16時) (レス) @page43 id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氏兎 | 作成日時:2023年4月9日 23時

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