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一石三鳥 ページ4

店長に事情を話すと早退許可が出たので彼らの元へ向かう。


既にパトカーに乗っており、後部座席に土方さんと松田。

運転席に沖田さんがいるので私は助手席に座った。



「遅くなってごめんなさい。」

土「問題ねェ。」

沖「じゃ、行きやしょうか。」



その声とともに車は発進する。


手錠をかけられ 土方さんに首根っこを掴まれる松田にずっと睨まれてるからか、背中に圧をじりじりと感じる。



松田「おい!俺はなんもしてねぇだろうが!」

土「嘘つけ。しっかり殴ろうとしたろ。」

松田「あれは…顔に止まってた蚊を追い払おうとしたんだよ!なっ?!」



さっきの恐ろしい目は何処にいったのやら、
今度は助けを乞うている。

図々しすぎないか。助けるわけないけども。



「昔から気に入らないことあるとすぐ殴ってきたじゃん。」

松田「てめぇ…覚えてろよ…。」



恐ろしい言葉には聞こえないふりが1番。

この上ない復讐をしてやることができた私の心は晴れている。
かぶき町のネオン街がいつもよりきらきらと輝いて見えた。


サイレンぶち鳴らしてもう真選組屯所。

取り調べ室にて聴取を受けることになったけど…
カツ丼とか出てこないんだ。食べたかった。



土「彼奴とはどんな関係だった。
ってまー聞かなくてもなんとなく想像出来るが。」

「一応話すとですね、元恋人です。暴力受けてました。」

土「だろうな。過去の暴力は物証がねェから立証すんのが難しいんだ。
だから脅迫で逮捕した。」

沖「そうすりゃアンタにしばらくは近付けねェ。
って言っても脅迫罪なんざ拘留期間も痴れてるが。」

土「これで彼奴も懲りるだろ。」

「本当にありがとうございます。」



チンピラ警察なんて呼ばれてるけど、
実際の彼らは本当に頼れるし私達のことをよく考えてくれてる。

長い長い事情聴取で過去の暴力や、彼奴がいきなり現れた理由、
全てではないけど色んな事を話すこととなった。



土「でもまーアレだな。1つ言えんのはお前男見る目ねェな。」

沖「美人なのに変な男に引っ掛かる女ってなんで一定数いるんでしょうね。」

「反論の余地がないです。
もうしばらく恋愛は懲り懲りですね。」



苦笑いになる私を、2人が心配そうに見ている。
美男2人に見つめられちゃ緊張しちゃいます。

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氏兎(プロフ) - まゆゆんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(TT)頑張りますー!! (2022年9月24日 1時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - さちさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!!頑張ります(^-^) (2022年9月24日 1時) (レス) @page32 id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - このお話大好きです!!!!!!更新頑張ってください!応援しています🥰 (2022年9月20日 18時) (レス) @page31 id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
さち - 面白い!!更新頑張って下さいね!!!!!!! (2022年9月19日 20時) (レス) @page31 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!もっと楽しんで貰えるように更新頑張ります(^-^) (2022年9月10日 17時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氏兎 | 作成日時:2022年7月25日 0時

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