一石十九鳥 ページ20
偽恋人開始から7日。
銀「おはよーさん。」
「おはよ。ってもうお昼過ぎてるし。」
銀「ほれ脅迫状寄越せ。」
「毎日毎日ありがとね。」
銀さんは変わらず行きも帰りも送ってくれるし、
脅迫文の処理までやってくれた。
意外にもかなりのしっかり者なのかも。
「あ、洗剤尽きかけてるんだった。」
銀「じゃスーパー寄るか。」
「その前にお茶しようよ。小腹空いた。」
銀「賛成だな。つーか今日の夜飲み行こうや。」
「アリですね。」
出勤前に少しお茶したり、退勤後に2人で軽く呑んだり、スーパー行くのに付き合ってもらったり、この6日間で色んな話をした。
以前よりも仲が深まったと思う。
銀「しっかし松田はこんな付け回して何企んでやがんだ。」
「さぁ。暇なんだろうねぇ。」
銀「ああいうのは明確な目的持ってることが多いから気ィつけろよ。俺が離れてAが1人になったタイミング狙ってるに違ェねえ。」
「銀さんが居るから大丈夫だよ。」
この言葉が出た時、口角が上がっていたのは無意識だった。
彼がずっと私を守ってくれてるから安心できる。
原付に乗って松田を撒いてから甘味処へと入り、
緋毛氈がかかった床机に腰掛け、2人で団子を頬張った。
銀さん幸せそう。
「もう母さん江戸来ちゃってんな〜。」
銀「なんだァ?そんな母ちゃん来るのが嫌か?」
「嫌ではないけど…いつでもウチに来れる範囲にいるのが怖い。」
ほら アレがいるから。と、わざとらしく嫌な顔をしてみる。
銀「母ちゃんは彼奴のこと知ってんの?」
「……まぁ、昔にも色々あったから。あの男自体は知ってる。
今もつけられてるのは知らない。」
銀「そーか。」
「逆に松田も母さんの事知ってるからさ、
私に何かされるのは良いけど母さんに何かないか心配…」
銀「それなら新八と神楽に母ちゃんの方頼むわ。
後ろからこっそり見張らせるから心配すんな。」
「いいの?」
銀「何か都合悪ぃことでもあんのか?」
「いや、むしろ有り難すぎるんだけど。
でも神楽ちゃんたちまで働かすのは申し訳ないし…」
銀「ンなことかよ。気にすんな。
俺達はAが安心して暮らせるようになる為に働いてんだ。
これくらいどうってことねェよ。」
「ありがと〜ほんと頼りなるね。」
銀「報酬アップの期待してるぜ。」
「はいはい。相変わらず金の亡者ね。
えっ?!」
銀「どした?!」
とんでもない光景が見えた。
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氏兎(プロフ) - まゆゆんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(TT)頑張りますー!! (2022年9月24日 1時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - さちさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!!頑張ります(^-^) (2022年9月24日 1時) (レス) @page32 id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - このお話大好きです!!!!!!更新頑張ってください!応援しています🥰 (2022年9月20日 18時) (レス) @page31 id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
さち - 面白い!!更新頑張って下さいね!!!!!!! (2022年9月19日 20時) (レス) @page31 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!もっと楽しんで貰えるように更新頑張ります(^-^) (2022年9月10日 17時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氏兎 | 作成日時:2022年7月25日 0時