一石十一鳥 ページ12
そうだ。ひとつ言い忘れてた。
「連絡先交換しましょ。」
銀「俺携帯持ってねェ。」
「え?え、この時代に…?嘘でしょ…?」
銀「あのねお嬢さん。携帯なんて持ってなくても生きていけるの。逆にそんなもんがあるから人間関係は拗れてっちゃうのよ?ネットの情報に踊らされたりね、とにかく携帯は持てば良いってもんじゃないのよ?」
神「金なくてそんなもん買えないから負け惜しみ言ってるだけアル。聞き流すネ。」
新「情けないですよ、銀さん。」
銀「うるっせーな!黙ってろクソガキ!」
「私の出勤前に買いに行きましょ。
私との連絡用なんでもちろんお代は払いますね。」
銀「え!マジ?!ラッキー!」
神「ずるいヨ銀ちゃん!私もケータイ欲しいアル!」
銀「へっ今回は俺1人の依頼だかんな。羨ましいなら自分で依頼取ってこい。」
神「コイツ急に強気アル。ウザイアル。クソがァ!」
あーあー。喧嘩始まっちゃった。すんごい殴り合い。
新「30万円も払ってくださるんですからこき使ってやってくださいね。」
銀「おい新八。お前の出番ねェ依頼だからって適当言ってんじゃねェぞ!」
2人で喧嘩してたのに新八くんも引っ張られて3人でもみくちゃ。
ごちゃごちゃに喧嘩してる中から突然神楽ちゃんが離脱して、
ひょっこりと顔を向けてきた。
神「ところで仕事なにしてるアルか?」
「すまいるってキャバクラで…」
新「え!じゃあもしかして姉上と知り合い?!」
「お妙でしょ。最初から似てるなぁって思ってたよ。」
新「も〜気づいてたなら言ってくださいよ〜。」
すみません。世間話とか慣れてなくてスルーしました。
ていうかいつの間に喧嘩やめたの?
銀「時間大丈夫か?」
「ここから歩いて30分とかなんで結構余裕です。」
銀「ンなら原チャで5分ちょいだな。
早めに出て飯食おうや。」
「食いましょ食いましょ。」
銀「んじゃいってくらぁ。」
神「行ってらっしゃーい。」
新「気をつけて下さいね〜!」
原付に跨った彼は「ほら、これ被れ。」
そう言ってヘルメットを渡してくる。
銀「これから行きは原付で送るわ。
帰りは…多分酒飲むから歩きで。」
「はーい。わかりました。」
原付に跨り、目の前の背中を見つめる。
思ったより距離近いなぁ…。
銀「どうした?」
送って貰ってるのに、男に触るのが苦手なんで無理です。
…なんて失礼なことは言えない。
「いえ、別に。」
無愛想に答えて彼の服を握るのだった。
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氏兎(プロフ) - まゆゆんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(TT)頑張りますー!! (2022年9月24日 1時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - さちさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!!頑張ります(^-^) (2022年9月24日 1時) (レス) @page32 id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - このお話大好きです!!!!!!更新頑張ってください!応援しています🥰 (2022年9月20日 18時) (レス) @page31 id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
さち - 面白い!!更新頑張って下さいね!!!!!!! (2022年9月19日 20時) (レス) @page31 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!もっと楽しんで貰えるように更新頑張ります(^-^) (2022年9月10日 17時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氏兎 | 作成日時:2022年7月25日 0時