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Aは糖蜜パイを堪能しながら、ダンブルドアの話を聞いたていた。
ダンブルドアが寮対抗クィディッチ試合を取りやめにすると告げた途端、大広間は絶句の声でいっぱいになった。その中でも双子の声はよく聞こえてきた。
ちょうどそのとき、大広間の扉がバタンと開き、一人の男が入ってきた。全員の視線が彼に惜しみなく注がれた。
一歩踏み出すごとに、コツッ、コツッという木製の義足がたてる音が大広間中に響いた。
彼の顔は他のどんなものよりも不気味なものだった。傷だらけの顔につく目の片方は、普通の方の目とは対象的に上下左右に絶え間なく動いていた。
「闇の魔術に対する防衛術の新しい先生をご紹介しよう。ムーディ先生です」
ダンブルドアとハグリッドの拍手だけが寂しく鳴り響いた。
ふと、ムーディの目がぎろりと一瞬こちらを向いた気がしたが、Aはテーブルの一番後ろに座っていたのではっきりとはわからなかった。
そしてダンブルドアはにこやかに、「今年、ホグワーツで、
Aは試合の詳細に軽く耳を貸しながらヨークシャープディングを皿に取り分けた。
十七歳未満は出場できないとダンブルドアが言った途端、フレッドかジョージの「そりゃあないぜ！」と嘆く声が聞こえた。
Aは満腹になったので地下牢へ向かい、久しぶりのホグワーツで、布団を頭まで被って眠りについた。
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授業開始の初日から、早速グリフィンドールと合同の魔法生物飼育学があった。
魔法史が終わったあと、Aはハリー達三人と一緒に尻尾爆発スクリュートに餌をやった。
初日だというので授業はどれも簡単に終わり、あっという間に夕食の時間がやってきた。
玄関ホールに着くと、夕食を待つ生徒で溢れ、行列ができていた。列の一番後ろに立つハリー達を見つけ、Aもそこに並んだ。すると後ろからマルフォイが嬉しくてたまらないという顔をして「ウィーズリー！」と叫んできた。
マルフォイはAを見て顔を顰め、すぐに目線を外した。
マルフォイは持っていた日刊予言者新聞を音読した。
ウィーズリーおじさんのことを悪く書かれた記事だった。
マルフォイがウィーズリーおばさんを馬鹿にしてせせら笑うので、ロンは今にもマルフォイに飛びかかりそうだった。
すると後ろから突如バーンと爆発音がした。
「若造、そんなことをするな！」
そこにいたのはムーディと、白イタチだ。
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作者名：ねむねむねむね | 作成日時：2023年4月5日 23時
