アシスタント４０ ページ42
新幹線に乗るのは初めてだ。
幼少期はもっぱらイケブクロの孤児院にいたし、引き取られたあとも中王区に入り浸ってた。
唯一、遠出をしたとしたら学校くらい。
「ねぇA、あっちに行ったら何しよっか？」
『いやあっちと言われても……乱数さん』
そこまで言いかけて、乱数さんが私の口元で人差し指を立てる。
「これからはタメで良いよ。さんも要らない。プライベートになるし」
『え。でも……乱数さん歳上』
「細かいことはい〜の！それに帝統だってタメだかんね」
それは……よく分からないけど。
というか、結局乱数さんと帝統ってどういう関係？
幻太郎もだけど、全然接点が思い付かない。
従兄弟……には見えないし。
幼馴染もねぇ。
『じゃぁ、分かった。これからはタメ……で良いのかな。乱数』
「うんうんっ」
……そういえば、乱数はラップをしてるんだっけ。
なら、あの二人は仲間……って考えるのが妥当かも。
これなら、簡単にでも一郎くんに今の乱数のこと聞くべきだったかな。
『……それで。話は戻すけど、あっちって言われてもどこに行くか聞いてないよ』
「あれぇ〜？そうだっけ。じゃ、今から教えるね」
カバンを漁って、乱数はパンフを取り出した。
表紙に映るその城の名は……。
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黒羽ひみと(プロフ) - アスカさん» 本当ですね汗。教えていただきありがとうございます！直しておきます。 (2019年10月5日 14時) (
レス) id: 451dd01b35 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - すみません。27話から一気に30話になってますよ。 (2019年10月5日 0時) (レス) id: 1b47d3033b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒羽ひみと | 作成日時：2019年8月16日 9時
