アシスタント27 ページ29
朝食をラップで包んで、メモ用紙を貼り付ける。
『起こしても起きないから、好きに食べてね。鍵はオートロックだから、勝手に閉まります』
よし。
肩掛け鞄に手を掛けて、家を出た。
朝日が眩しい。
いつもは長い前髪が遮ってくれるんだけど、今日は無い。
___前髪切った方が良いよな。
別に帝統に言われたからってわけじゃないけど。
視界は、開けた方が良いこともある。
乱数さんの事務所に向かって歩き出した。
✦
「おっはよ〜、A!今日もよく来て……くれ」
玄関までお迎えに来てくれた乱数さんが固まる。
前髪のことかな?なんて、思って笑い掛けた。
『邪魔だから切ってみたんです』
「へ、へぇ〜!そうなんだ!うんうん、似合ってると思うよっ」
何かよく思われてないような。
いや、気のせいかな。
乱数さんも前の私みたいに、見た目陰気よりこっちの方が気に入ると思ったんだけど……。
「A」
『あ、はい!なんでしょう?』
「変な人に絡まれたりしなかった?」
『ん?ええ。特に?』
あ。でも何度か人にぶつかったかな。
丁重に処理させてもらったから、何事も無かったけど。
「そっかぁ〜。なら良いんだ。これからも気を付けてね!」
ギュッと手を握り締める乱数さんは、若干圧が強い。
乱数さんって意外と心配性なんだな。
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黒羽ひみと(プロフ) - アスカさん» 本当ですね汗。教えていただきありがとうございます!直しておきます。 (2019年10月5日 14時) (レス) id: 451dd01b35 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - すみません。27話から一気に30話になってますよ。 (2019年10月5日 0時) (レス) id: 1b47d3033b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒羽ひみと | 作成日時:2019年8月16日 9時