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アシスタント25 ページ27

いただきます。と手を合わせる。

目の前の帝統は、瞳をキラキラとさせて料理にがっついていた。

私は当たり前だけどいつも自分の料理を食べてるから、いつも通り。


一応、美味しいかどうかだけ確認しよう。


『どう?味変じゃない?』

「ん?おー!バッチし!すげー美味いぜ!」


ほっ。

良かった。


料理はほとんどしてもらってたから、そこまで自信無いんだよね。

教えてもらう時も、なんというか……。

自分だけでする日は来ない前提でしか、教えてくれなかった。


「なぁ、A」

『?どうかした?』

「ちょっと顔貸してくんね?」


顔?貸す?


よく分からないまま帝統を見ると、手が差し伸べられる。

何をされるのかと思わず身構えて、前髪を上げられた。

あれ、これ。乱数さんにも似たようなことされたような。


「やっぱ、お前……前髪切った方が良いよな」

『……へ?』


素っ頓狂な声が漏れる。


前髪、確かに長めだけど……この方が落ち着くから放置してた。


「せっかく美人なのに台無しだぜ?」

『美人……び……え!!?』


顔が熱くなった。


帝統を凝視するけど、キョトンとした顔をしている。

ええ無自覚恐ろし。


帝統の手から抜け出して、とりあえず顔を背けた。


『軽率に人を褒めるのは良くないと思う!』

「え、でもお前料理褒められた時嬉しそうに……」

『良くないから禁止ね!』

「お、おお?」


ああもうびっくりした。

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設定タグ:ヒプノシスマイク , 飴村乱数   
作品ジャンル:恋愛
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黒羽ひみと(プロフ) - アスカさん» 本当ですね汗。教えていただきありがとうございます!直しておきます。 (2019年10月5日 14時) (レス) id: 451dd01b35 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - すみません。27話から一気に30話になってますよ。 (2019年10月5日 0時) (レス) id: 1b47d3033b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒羽ひみと | 作成日時:2019年8月16日 9時

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