想像世界【ストーリー】

剣士 ページ26

ｳｲｶ「、、、それよりも、奴についてはどうするつもりだ？


話が一通り収まった後、憂喜渦が親指で後ろを指す。
その親指の方向には、ぶっ刺さっているルキアの姿があった。


ﾏｻﾄｼ「あ、、、ル、ルキアァァァァァ！！！！


唐突に正利がルキアの方向に走って行く。


ﾘｭｳｲﾁ「おいおい、、、もう死んでるだろ、、、

「誰が死んでるって？

ﾘｭｳｲﾁ「え？お前＿＿＿＿＿ハァｯｯ！？！？


突然聞こえた声にビビる竜一。
咄嗟に後ろを振り返ろうとする。

しかし、肩をガッシリと掴まれ、恐怖で後ろを振り返れない。
背後からえげつないほどの殺気がする。


「で？誰が死んでるって？


ﾏｻﾄｼ「あれっ！？ルキアが！ルキアが突然消えた！！どこに行った！？

ﾘｭｳｲﾁ「ｺｺﾀﾞｧｧｧｧ！ｺｺﾆｲﾙｩｩｩ！！！、、、ｸﾞｴｯ、、、

「煩い。その汚い口を慎め。

ﾘｭｳｲﾁ「ワァァァァｯｯｯ！！

ﾒｲ「うわぁぁぁぁぁｯｯ！！！


背後から強烈な蹴りを食らった竜一が、メイを巻き添えにして勢いよく吹っ飛んだ。
その様子を、龍が真顔で見ている。


ﾘｭｳ「乙。

ﾘｭｳｲﾁ「死ねクソが！！


ﾏｻﾄｼ「お、おまっ、、、ルキア！？

ﾙｷｱ「あ？、、、そうだが、何か不満でも？

ﾏｻﾄｼ「生きてたのか！良かったぁ、、、！！

ﾙｷｱ「あの攻撃で私が死ぬとでも？


ｳｲｶ「あの、感動の再開の所、失礼するが、、、


憂喜渦が二人の間に口をはさむ。
そして放った言葉が、


ｳｲｶ「非常に言い辛いのだが、、、ルキア、お前一回死んでるぞ。


ﾙｷｱ「、、、は？


しばらくの沈黙の後、それを破ったのはルキアだった。
いまいち理解できていないルキアを見て、憂喜渦が言う。


ｳｲｶ「分からなかったらそれでいいが、、、お前には「スキル」があってな、そのスキルの中にある「不死」というスキルがある。

ｳｲｶ「そのスキルは、3回までなら死んでも生き返れる。、、、というスキルだ。


ﾘｭｳｲﾁ「不死じゃ無くねぇか？

ｳｲｶ「そこは気にしない約束だろ。

ﾘｭｳｲﾁ「約束した覚えはないんだが。


一方で、ルキアは思考が停止している。
、、、このことを理解するのは、まだまだ先の話だろう。

　

これで最後、、、？→←生存確認

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