想像世界【ストーリー】

手に入れる ページ20

ﾘｭｳ「ったく、、、さっさと能力を決めるぞ！


少々怒り気味にそう言う龍。
周りはそんな龍を見て、ニヤ付いている。


ﾒｲ「さーてと、私も弟のいう事に従いますか。

ﾘｭｳ「お前の弟になった覚えはない。

ﾒｲ「、、、あ、この能力いいかも。

ﾘｭｳ「コイツ、、、


弟の癖に全く聞く耳を持たないメイ。
龍は反抗をあきらめた。


ﾘｭｳｲﾁ「お、何を選んだんだ？

ﾒｲ「これこれ。多分昆虫。


そう言ってメイが指をさした球体は、恐らく蜂であろうものが描かれていた。


ｳｲｶ「正解。それは昆虫や動物を操れる。上達すれば、生命や環境とかも司れるようになる。

ﾒｲ「生命て、、、最強じゃん。


選んでよかった、と喜ぶメイ。
そんなことをしている間に、竜一はもう能力を取り込んだみたいだ。


ﾘｭｳｲﾁ「へー、これが火か。


竜一の方を見れば、彼奴は手から火を出している。


ｳｲｶ「お、それは火属性だな。その能力は、進化が可能だ。

ﾘｭｳｲﾁ「進化？

ｳｲｶ「ああ。その火属性は、進化すると火炎になる。また、上達できれば獄炎にもなれる。

ﾘｭｳｲﾁ「ガチで？ヤッバ。


少々引きながら話を聞く竜一。


ﾊﾅ「龍さんは、決まりましたか？

ﾘｭｳ「、、、ああ、一応。


そう言って竜が指をさしたのは、土属性だった。


ｳｲｶ「あ、それにする？言っとくけど、その能力結構使いにくいよ。

ﾘｭｳ「取り込む前に言ってくれないかな。


すでに能力を取り込んでいたみたいだ。憂喜渦は、ごっめーん☆、と言っている。
龍がそろそろ怒りそうだ。


ｳｲｶ「まあまあ、落ち着きなって。

ﾘｭｳ「テメェのせいで落ち着けねぇんだが？


圧を含んだ声でそう言われる憂喜渦。
あんなに怖い声は聞いたことがなかった憂喜渦なので、少し驚いた。

　

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