43.裏切り騒動、此にて閉幕 ページ48
あの後、暫くしたら中也さんが困ってる私を見かねて、ひっつき虫になった2人を引っぺがしてくれた
すると太宰さんは忽ち不機嫌になり、話があるから執務室に行くと云って、スタスタと歩いて行ってしまった
私はまだグスングスンしている美琴をぎゅーっとしてから頭を撫でてお礼を云い、中也さんに此またお礼を云ってから、直ぐに太宰さんを追いかけた
そして、今は執務室に居ます
太「1つ、聞きたいことがあるのだよ」
執務室のソファーに座った太宰さんは話し始めた
私は太宰さんの正面に座る
太「A。あの時、君には意識があったね?」
その質問に思わず動きが止まる
A「なんで?」
太「君が攻撃した黒服達。彼ら、君に刺され切られていたのにも関わらず、軽傷だったのだよ
その時、もしかしたら君に意識があって、躊躇したが為に、椿君の支配が上手くかからなかったのかと思ってね
それに、あの時私が投げかけた問いに動きが止まったから」
太『前にもこんな事があったね』
あれのことか。
そこまで分かってるなら、隠しても無駄だよね
腹を括ろう
A「そっか、、、うん。そうだよ。あの時、蒼は私の体だけに異能をかけてたから、意識はちゃんとあったの
体だけの支配って、緩いんだよ。だから、喋ったり笑ったり、少し力の込め方を変えたりする事は自分で出来るの
私が戻らないって云ったのは本音だった。裏切るつもりだった。でも、やっぱり仲間を傷付けるのには戸惑いがあった。だから、浅くしか傷がつかなかったの
にしても、中也さんのあの感の良さには驚いたなぁ
私がその場にいることが前提で、
あと、思い出したことがあって。」
太「何を思い出したんだい?」
A「私が太宰さんに引き取られて、一緒に住み始めて1年経った時の、あの時のこと」
そう云えば、彼も何のことか理解したのだろう
納得したような顔をしていた
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紫乃(プロフ) - りりり ( ´・ω・)(・ω・` )@受験多忙さん» コメント、お褒めのお言葉、ありがとうございます!ご多忙なのに読んでいただけて嬉しいです!イベント、参加させて頂いちゃいました♪続編!お時間のある時に、まったりと読んでいただけたら嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2023年2月23日 22時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )@受験多忙(プロフ) - めちゃめちゃ遅くなってしまい申し訳ないです…イベント参加ありがとうございました!!キャラを見せる文章や、ストーリ性?というのでしょうか…とにかく文才という文才が爆発してらっしゃいました(?)シリーズまだ続いてるようなので見させて頂きますね!! (2023年2月23日 2時) (レス) id: 683d7ef17c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年12月15日 19時