12.目覚め ページ27
太宰side
今、Aは医務室で眠っている
出血していた腕は、予想以上に深くまで切れていたので縫う羽目になっていた
それ以外は凍 死しないように、体を温めたくらいだった
もうそろそろ起きてくれても良い頃なんだけれど、、、
そういえば、先程の彼女の異能力、、、、
彼女の異能力は、『触れたものを凍らせる』と云うものだ。『氷を作り出す』異能力ではない
しかし、現に氷が現れた
だとすると、彼女の異能力の本質を私たちは履き違えているのか、、、?
彼女の異能力の本質、、、、
_________あぁ、そうか。本質、それは、、、
そこまで考えていると、彼女はモゾモゾと動き出し、やがて蒼い瞳を覗かせた
A「太宰、、、さん?」
太「おはようA。何があったか、覚えてる?」
そう聞くと、暫く考えていたが、軈て思い出したのか、いきなり起き上がった
A「あの子供nッ!!」
あまりにも急に動くものだから、傷が痛んだのだろう
腕を押さえつけている
太「ちょっと、無理しないでおくれよ?」
A「は、、、い」
アイテテテ、と云いながら腕を摩っている彼女を見て少々安堵して笑みが溢れた
元気そうだ。よかった
太「Aが動けるようになったら、任務で捕まえた風の異能力者の元へ行くよ」
A「分かっ、、、た、、イテテ」
腕の痛みが治るまでに、大して時間は掛からなかった
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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます!これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 19時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年11月22日 22時