【ポケモン】桜前線 (ページ7)

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【第一章】6話ページ7

マノン「えー！置いていかないでよ！！あたし達にも教えてくれたっていいじゃない！」
カルム「まぁ……仕方ない。誰にだって秘密はあるんだし……」
カルムはは不服そうな表情を浮かべる彼女をなだめる。
アラン「………置いていってもこいつは着いてくる。早く来い。」
アランはそう言って歩き始める。
サクラ「マノン！よかったなぁ〜！！許しをもらえたで〜！」
「リマ！リマァ！！」
サクラは嬉しそうに笑い、マノンの頭を撫でる。
マノン「わーい！！やったぁ！！」
アラン「おい。早くしろ」
サクラ「あいよ〜今いくで〜！」
サクラはアランの後を追いかける。カルムもサクラに着いていく。
マノン「あっ！ま、待って……うわぁ！！」
マノンも走って追いつこうとして転んでしまう。
マノン「いてて……」
「リマァ…？」
ハリさんがマノンに近づき、心配するような目で見つめる。
サクラ「おん？」
サクラもマノンが転ぶ音で後ろを振り返る。
アラン「…はぁ…全くいつもいつも……」
アランが呆れたような顔でため息をつく。そしてそのままマノンの方へ歩いてくる。
アラン「ほら。」
マノンの前に手を差し出す。
マノン「あはは…お世話かけます〜……」
サクラはその手を掴んで起き上がる。
サクラ「結構ええコンビやね〜」
カルム「……そうだね。」
アラン「ほら、早く行くぞ。」
マノン「うん！」
マノンはうなずき、歩き始めたアラン達に着いていった。
アラン達はその後、どんどん森の中を進んでいく。
カルム「凄い広い森だけど……何処に向かってるんだ…？」
マノン「アラン隊長！何をするんですか！どうか情報を！！」
アラン「誰が隊長だ。」
アランがすかさずツッコミを入れる。
サクラ「ニシシッすまないねマノン隊員。これは隊長の命令で副隊長である吾輩しか知ることができない企業秘密となっているのだ！」
アラン「いや乗るのかよ………」
カルム「サクラはこういう時すぐ対応できるからね……すごいと思うよ……」
マノン「むぅ…！！わかりました副隊長〜……！」
アラン「…はぁ…………」
アランは再びため息をつき、黙り込む。カルム達はその後もアランについていき、とうとう遺跡へとたどり着いた。
そこは、まるで巨大な樹木のような見た目をした建物だった。