【第一章】4話 ページ5
アラン「……お前たちと一緒にする理由がない。」
カルム「え…?え?事柄?一緒に??」
サクラはアランと話し続けているが、カルムは何が起きているのか理解できていない様子だった。
マノン「……カルムさん?どうしたんですか?」
「リマ……?」
マノンとハリさんは心配そうにカルムを見つめる。
カルム「わからない……わからないけど……何か面倒くさいことに巻き込まれている気がする………」
アラン「………」
サクラ「なぁ頼む!わし、おめーみたいな強いトレーナーと一緒に冒険して戦ってみたいんよ!!」
アラン「断ると言っているだろ。」
サクラ「はぁ………そっかぁ…じゃあさ、おめーはどうやって強くなろうとしてるんけ?」
サクラは先程のフレンドリーな様子からとはうってかわり、真剣な眼差しでアランを見る。
アラン「……メガシンカを極める。そのためにメガシンカを使うトレーナーにポケモン勝負を挑み、強くなる。」
サクラ「そっかそっかぁ〜そこらのメガシンカを使う者達に勝つだけで強くなれるんやったらおめでたいですなぁ〜」
カルム「さ、サクラ…!!その言い方は!!」
ニヤリと笑ってそう告げるサクラをカルムが止めようとする。
アラン「……どういう意味だ?」
サクラの言葉にアランはサクラを睨むように見つめる。
サクラ「言葉通りの意味やで?おめー、本当にそれしか道はないと思ってるんかもしれんけど、違う方法もあると思うねんけどなぁ〜……」
マノン「あわわ……まずいことに……」
カルム「はぁ……駄目だ…お隣さんお得意のちょうはつが出てる………」
マノンは固唾を飲み、カルムは頭を抱えていた。
サクラ「ジム戦で初歩を掴むことも大切なことやで〜?それに……ジム戦巡りしてくれるんやったらお互いバッジが揃ったときにバトルしようと思ってたんやけどなぁ〜」
アラン「…お前と戦ってなんの意味が……」
アランが言いかけると、サクラはジーパンのポケットからとあるものを取り出した。
マノン「!あれって…!!」
アラン「!メガリング………」
サクラはポケットから取り出したメガリングを腕につける。
サクラ「わしはキーストーンの継承者。おめーがずっと探していたメガシンカを使えるトレーナーの一人や。」
サクラは驚いているアランを見つめ、ニヤッと笑う。
サクラ「さぁてアランくん。おめーのやりたい事柄も手伝ったる。おめーの目標も叶う。決して悪い話ではないと思うで?」
アラン「……わかった。」
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作者名:ネコ辛ラーメン1234 | 作成日時:2022年9月12日 22時