【ポケモン】桜前線 (ページ33)

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【第三章】32話ページ33

サクラ「お姫様〜ただいまトリミアン持ってきたで〜」
一行がレムリアのいる場所へ戻る。
レムリア「トリミアン！！」
レムリアが呼ぶとアランはそっとトリミアンを降ろす。トリミアンはレムリアの元へトコトコと歩いていく。
「ワン！ワン！！」
レムリア「あぁ…トリミアン…！！無事で本当に良かったですわ……！！あたくし……ずっと心配で…！！」
レムリアはトリミアンに頬擦りをする。
アラン「………」
アランはその様子をじっと見つめていた。
カルム「……よかったね。」
マノン「うん……！お姫様も喜んでる！」
二人はほっとした表情をしていた。
サクラ「それで、約束のふえは」
レムリア「もちろんご用意してありますわ！！メイド！！」
レムリアがメイドを呼ぶとすぐさまポケモンのふえを持って駆けつけた。
マノン「やったぁ！これでカビゴンを起こせる！」
マノンは嬉しそうにふえを受け取った。
サクラ「よっしゃ〜あとは主人に渡すだけやな！！」
カルム「そうだね。それじゃあ行こうか。」
アラン「あぁ。」
一行は部屋を出ていこうとする。
レムリア「待ちなさい！」
サクラ「なんや？わがままお姫様。」
レムリアに呼び止められて一行は振り返る。
レムリア「トリミアンとあたくしの再開の記念に花火を打ち上げますわ！二階のバルコニーであなた達も見ていきなさい！」
サクラ「花火………か。」
カルム「あ、ありがとうございます……？」
アラン「…………急いでるんだが。」
マノン「ノンノン！そんなこと言わずにせっかくの花火！楽しもうよ！！」
サクラ「マノンのポジティブなところ……わし好きやで〜」
こうしてレムリアとマノンに言われるがまま一行は二階へと上がり、バルコニーで空を見ていた。