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【第三章】30話 ページ31

レムリアはパァッと明るい表情になる。
アラン「あぁ。」
レムリア「とても嬉しいですわ!!では、お願いしますわ!!さっそく出発してくださいまし!!」
サクラ「あいよ〜さて、お姫様のトリミアンを探しに宮殿内を探索しますか〜!」
カルム・マノン「おぉ!!」
アラン「よし、行くぞ。」
カルムとマノンが意気揚々と出ていく中、アランとサクラは冷静に宮殿を出ていった。








しばらく経ったが、あちこちの宮殿を探し回ってもトリミアンは見つからなかった。
マノン「あーもう!!宮殿広いよー!!きりがないって……」
アラン「確かにな……だが、探すしかないだろう。」
マノン「そだよねー……うぅ……疲れたぁ……」
カルム「あはは……確かに…少し疲れたからマノンはゆっくり休んどく?」
カルムがそう言うと、マノンは首をふる。
マノン「ノンノン!!気持ちは嬉しいけど3人が頑張ってるのにあたしだけ休むのはなんだが悪いよ!まだあたしも頑張る!」
カルム「そっか……でも疲れたなら無茶はしないでね。」
マノン「うん!大丈夫だよ!ありがとう!」
マノンとカルムがそう言うと、遠くからサクラがやってくる。
サクラ「おめーら!トリミアン見つけたでー!」
アラン「………!」
サクラの言葉に皆が驚いて彼女の方を向く。
カルム「サクラ!本当!?」
サクラ「おうよ。でもな〜アレな、ばりすばしっこいんよ……でもな、苦労はしたけどなんとか宮殿2階のバルコニーになんとかおびき寄せられたで!」
マノン「よーし!みんな!二階のバルコニーに行こう!」
サクラ「おっしゃ〜!!」
アラン「……」
サクラは元気良く手を上げて、アランは静かにうなずく。
サクラに着いていき、やがて一行はバルコニーへとたどり着いた。そこには、サクラの言ったとおり、トリミアンがいた。トリミアンはバルコニーの端にのんびりと佇んでいる。
「ワフッ!」
マノン「あ!居た!!」
マノンがトリミアンを追いかけるが、素早く逃げられてしまう。
マノン「ああ〜待って〜!!」
カルム「マノン落ち着いて落ち着いて!そんなむやみに追いかけてても捕まえられないよ!」
マノン「あっ…あはは……ご、ごめんごめん…」
カルムの言葉でマノンは立ち止まる。
カルム「ここは俺に任せて。」
カルムもそう言い、前に出てトリミアンを捕まえようと試行錯誤する。しかし、どう頑張ってもトリミアンを捕まえることはできなかった。

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作者名:ネコ辛ラーメン1234 | 作成日時:2022年9月12日 22時

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