【第三章】26話 ページ27
マノン「………サクラ!…お願いがあるの。」
サクラ「おぉ!?なんや急に改まって……」
マノン「……肩車してほしくて…」
サクラ「へっ?」
マノン「…サクラの身長だったら…見える景色いいかなって思って…ダメ……かな……」
サクラは呆気に取られていたが、すぐに笑い出す。
サクラ「そんなことかいな!ええで!ほれ!」
サクラはしゃがみこみ、マノンを軽々と持ち上げる。
サクラ「眺めはどうですかい?お嬢さん。」
マノン「うわぁ!!最高だよ!ありがとうサクラ!」
サクラ「ええんやええんや。さぁてと…しっかり見ときぃ〜これがわしから見えてる景色やで〜!」
カルム「いいなぁ……俺もサクラみたいに身長伸びるかな……」
アラン「…年齢と今の身長的に無理だろ。」
アランはきっぱりと言い放つ。
アラン「そもそもお前はサクラと20cm以上くらい身長が違うだろ。」
カルム「そっか……ってちょっと!?たしかにそうだけど!!」
マノン「アハハハハ!!!」
サクラ「アランー!ええぞー!!!」
4人の賑やかな声が、青い空に響きわたる。
4人が楽しく話しながら7番道路を歩いていると、橋の前に到着した。
橋の上では、カビゴンがいびきをかきながら眠っていた。
カルム「あ……ここ、カビゴンが眠ってて通れなくなっている…」
サクラ「ほんまやね…このままやったらショウヨウシティに着かへんな。」
アラン「………カビゴンをなんとか起こすことができたらいいんだが…」
サクラ「ポケモンのふえさえあれば起こせるんやけど……わしはそんな物がどこにあるのか知らへんからね……」
4人がそう悩んでいると、後ろから声をかけられる。
?「…………あの〜…」
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作者名:ネコ辛ラーメン1234 | 作成日時:2022年9月12日 22時