【ポケモン】桜前線 (ページ22)

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【第二章】21話ページ22

パンジー「お疲れ様。ビオラ。」
ビオラの前に現れたのはシャツとレギンスの服装に茶髪にくせ毛の毛先がカールしている女性。
ビオラ「姉さん！久しぶり。」
パンジー「久しぶり。今ジム戦が終わったところかしら。」
ビオラ「さっき終わったところよ。…あ、そういえば今サクラちゃんとカルムくんが来ていたの！」
パンジー「えっ！？サクラちゃんって…あのサクラちゃん！？…いつの間に。」
ビオラはサクラ達がジムに来ていたことを話すと、パンジーも驚いていた。
ビオラ「あの子、新しい仲間ができたみたい。さっき行ったのはその子達のジム戦よ。」
パンジー「へぇ〜…あの子がそんなことをするなんて……」
ビオラ「ふふ、そうなのよ。また今からジム戦だから…姉さん、よかったらサクラちゃん達に会っていかない？」
パンジー「……そうね。サクラちゃんの様子も気になるし……久しぶりに会いましょうか。ビオラ、ジム戦頑張ってね。」
そう言うとパンジーはサクラに会うためにハクダンジムを出ていった。
その頃、ハクダンシティのベンチでポケモン達とポフレを食べていた。
やがてそこにアランがやってくる。
サクラ「あ、おけぇり〜！早かったなぁ！」
カルム「アランおかえり。」
アラン「ああ。」
ベンチの上にはハリさんだけでなく、アブソルとニャオニクス、更にブリガロンとマリルリが座ってポフレを食べていた。
サクラはタマゴをまるで赤子をあやすかのように大切に抱えながらお菓子を食べていた。
サクラ「アラン、リザードンとおめーの分のポフレとお菓子、残しといたで〜」
アラン「あぁ。」
アランはベンチに座り、サクラの隣に腰掛けると、モンスターボールからリザードンを出した。
「ガゥルル！」
アラン「リザードン。サクラが用意してくれたポフレだ。」
「ガゥゥ！」
サクラにもらったポフレをリザードンに見せ、食べさせるとリザードンは嬉しそうな表情を見せた。
サクラ「美味いけ？」
「ガルル♪」
サクラに話しかけられると、リザードンは笑顔で鳴いた。
アラン「……ここに座ってるアブソル達は…」
カルム「うん。俺の手持ちだよ。マリルリはサクラのポケモンだけどね。」
そう言うとカルムは優しく近くに寄ってきたアブソルの頭を撫でる。
マノン「ねーねーサクラ！次のジムの場所って何処なの？」