【ポケモン】桜前線 (ページ18)

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【第二章】17話ページ18

マノン「こうなったら……フラちゃん！！はなびらのまい！！」
マノンが指示をした瞬間、カルムとアランは驚く。
カルム「序盤にいきなり！？」
アラン「アイツ……あの技は後に混乱するってわかってるのか……！？」
フラちゃんは花吹雪を散らしながら、その状態でアメタマに攻撃していく。
こうかはばつぐんだ。
ビオラ「こうかばつぐんの技…いいんじゃない！いいんじゃないの！！アメタマ！でんこうせっか！！」
アメタマは再び素早い動きでフラベエに接近していく。
「ベベーー！！」
アメタマははなびらのまいで暴走しているフラベエの背後に回り込み、その体に攻撃を叩き込んだ。
マノン「フラちゃん！！」
マノンが叫ぶ。フラちゃんはそのまま地面に倒れるが、すぐに起き上がり、攻撃体制になる。
「ベベッ！！！」
カウンターをするようにフラちゃんはアメタマに一撃を食らわせた。
カルム「凄い！押してる…！！」
アラン「あぁ、だがアメタマはまだ倒れる気配がないな。」
カルムとアランが観客席で冷静に呟く。
サクラはゆったりしながらバトルを見ていた。
フラちゃんは再び攻撃をしようとアメタマに向かって飛んでくる。
ビオラ「アメタマ！れいとうビーム！！」
ビオラの指示でアメタマは凍えるビームをフラちゃんに発射した。フラちゃんはそれをまともに食らうが、ひるまずにアメタマへ突撃していく。
ビオラ「……！」
マノン「いっけぇぇ！！！」
「べェェッ！！」
フラちゃんがアメタマに攻撃すると、アメタマはもろにくらい、力なく倒れた。
審判「アメタマ、戦闘不能！」
審判の声と同時に、マノンは嬉しそうな顔をする。
マノン「やった！フラちゃん！！」
「ベエッ！ッ………ベベベ…」
フラちゃんはマノンに向かって嬉しそうに笑うが、次の瞬間、力なく倒れた。
マノン「……！フラちゃん！！」
審判がフラちゃんを見つめると、再び告げる。
審判「フラベベ！！戦闘不能！」
マノン「っ……！」
カルム「………これでお互い残りの手持ちは1体…」
サクラ「さっきのれいとうビームとはなびらのまい後の混乱状態が重なって力尽きたんやろうな。さて、こっからどうなるか……」
観客席で今まで黙ってたサクラが口を開く。カルムとアランが立ってバトルを見ているのに対し、サクラは腕組みをしながら座ってフィールドを見ていた。
ビオラはやがてアメタマをモンスターボールへと戻す。