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【第二章】14話 ページ15

アラン「!貴方が……」
ビオラ「アランくん達はどうしてここに?」
サクラ「それは……」
サクラが説明しようとすると、アランが口を挟む。
アラン「俺はジムに…貴方に勝ちに来ました。」
ビオラ「あらそうなのね!いいんじゃない!いいんじゃないの!中に入って!早速勝負をしましょう!!」
ビオラはそういうと、サクラ達を連れてハクダンジムの中へと入っていった。
ハクダンジムに入ると、壁にはいろんな虫ポケモンの写真が貼られてあり、いかにも虫ポケモンがたくさんいそうな場所だった。
サクラ「バトルフィールドや。ここでバトルをする。勝ったらバッジをもらえる。」
ビオラ「サクラちゃん。挑戦するのはアランくんだけ?」
サクラ「………せやね。アランだけ…」
マノン「あ、あの!!」
サクラがそう言いかけると、マノンが話に割って入る。
マノン「あ、あたしもジム戦……挑戦できませんか…!?」
サクラ「えっ!?」
アラン「マノン……!?」
マノン「あたしも強くなりたい!メガシンカしたいんです!お願いします!!」
サクラ達驚く中、マノンは必死にビオラに頭を下げる。
アラン「マノン、メガシンカするのはお前じゃなくてポケモンだ。」
マノン「わ、わかってるって!!」
ビオラ「いいんじゃない!もちろんいいわよ!」
マノン「やったー!」
ビオラ「ただ、バトルするからには私も本気で戦うから覚悟しておいてね。」
嬉しそうにぴょんぴょん跳ねるマノンにビオラは真剣な顔で告げる。そんな彼女にマノンも緊張したような表情が現れる。
マノン「…はい!頑張ります!!」
ビオラ「それじゃあ……まずはアランくんからね。」
アラン「……絶対勝つ。」
アランはそういうと、モンスターボールを握りしめ、ビオラに連れられ、ジムの奥に向かっていった。
サクラ「さてと、観戦しますか〜」
マノン「観戦できるの!?見る見る!!」
カルム「でも、大丈夫かな?アラン…」
サクラ「アイツなら大丈夫や。メガシンカだって使えるし、リザードンならタイプ相性も良いはずや。」
ビオラは虫ポケモンを使うジムリーダーだ。リザードンのほのお攻撃ならこうかはばつぐんとなる。
マノン「そうだよ!アランはすっごい強いんだから!!」
カルム「そ、そっか。それならいいんだけどね…」
サクラ「カルムは苦戦したから怖気づいてるんやなぁ。ま、アランなら大丈夫や。それよりはよ観戦行かへんと終わってまうで〜」
そう言われ、マノン達はサクラの後を追うように奥へと向かった。

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作者名:ネコ辛ラーメン1234 | 作成日時:2022年9月12日 22時

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