【ポケモン】桜前線 (ページ14)

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【第二章】13話ページ14

アラン「…………大丈夫だ。ちゃんと生きている。」
サクラ「ほ、ホンマか！？」
アラン「あぁ。温かい。体温がしっかりある証拠だ。……おそらく成長が遅いんだろう。」
マノン「よ、良かったぁ……！！」
サクラ「そっかぁ！アラン！ありがとうな！！それにしても、そんなに詳しいなんて、アランはホンマにポケモンが好きなんやなぁ！」
サクラがそう言って嬉しそうに笑う。
アラン「………あぁ。」
アランがそういうと、少し笑ったような気がした。
サクラ「あ！そろそろハクダンシティに到着するで〜」
森を抜ける頃、ハクダンシティの入口が見えていた。
サクラ「到着！ここがハクダンシティやで！」
カルム「久しぶりに来たな……」
アラン「……ジムは何処にある。」
サクラ「ちょちょ！アラン！気が早えなぁ〜ハクダンジムはあれや。あれ。」
サクラが指を指す方向を見ると、すぐ近くに大きな建物が見えた。
マノン「わぁ……！！あれがハクダンジム！？大きい！！」
「リマッ！リマァ！！」
サクラ「そうやね！……ん？あそこにいるのって…」
マノン達がハクダンジムを見ている中、サクラはその近くにいたとある女性に目が行く。
サクラ「ビオラさん！久しぶりやなぁ〜！！」
サクラが名前を呼ぶと、その女性はくるっとサクラたちの方向を向く。サクラを視界に入れると、彼女は嬉しそうに手を振ってこちらにやってきた。
ビオラ「サクラちゃん！久しぶり！カルムくんも元気だった？」
タンクトップに多数のポケットが付いたズボン。肩から下げている小型カメラ、毛先が虫の触覚のようにカールした金髪とふとまゆが特徴的な女性は嬉しそうにサクラとカルムに話しかける。
サクラ「おう！わしはめっちゃ元気やで！」
カルム「お久しぶりです。ビオラさんも元気そうで安心しました。」
ビオラ「カルムくんは相変わらず冷静ね！サクラちゃんとは大違い！でもいいコンビね！いいんじゃない！いいんじゃないの！」
カルム「ハハッ……俺はいつもこんな感じなので……」
ビオラ「……あれ？後ろにいる子は始めてみるね。その子達は？」
ビオラが後ろに居たアランとマノンに気づき、質問する。
マノン「あたしはマノン！こっちはハリさん！よろしくね！」
「リマァ！」
アラン「アランです。」
二人はそれぞれ自己紹介をする。
ビオラ「私はビオラ！このハクダンシティのジムリーダーをしているの！よろしくね！」