【ポケモン】桜前線 (ページ11)

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【第一章】10話ページ11

Ａ「いくよーデンリュウ！りゅうのはどう！！」
アラン「リザードン！ドラゴンクロー！！」
デンリュウが衝撃波を巻き起こして攻撃しようとするが、鋭い爪でガードする。
Ａ「わぁ！！とっても強い！でも負けないからー！これはどうかな？かみなりパンチ！！」
アラン「リザードン！かえんほうしゃ！！」
このまましばらぬ青年Ａとアランの激しい攻防が続く。
マノン「凄い迫力……！」
カルム「サクラもこんな風にやる気を持ってくれたらいいんだけどね。」
一方、カルムとマノンは遠くに隠れ、アランの勝負を見ていた。マノンはちらっとたまにサクラのバトルを見ていた。
Ａ「デンリュウ！りゅうのはどう！！」
アラン「リザードン！もう一度ドラゴンクローだ！」
青年Ａが段々と押され始める。
アラン「これで決めるぞ！かえんほうしゃ！」
Ａ「かわして！デンリュウ！！」
青年Aは避けるように指示を出すが、間に合わずデンリュウはダメージを受ける。
「デ……デン………」
デンリュウはメガシンカが解け、地面に倒れる。
Ａ「デンリュウ！」
アラン「リザードン、よくやってくれた。」
「ウガァ！」
リザードンもやがてメガシンカがとけ、元の姿に戻った。
Ａ「うぅ〜！！負けたぁ！！Ｂに怒られる……！！」
サクラ「アランおつかれさん！！意外と早かったな〜！」
サクラはその場でゆったり座ってアランのバトルの様子を見ていた。
アラン「………バトルはどうした。」
サクラ「おう！勝ったで〜！」
アラン「…！」
サクラの答えた発言にアランは戸惑う。青年Ｂの方を見ると、ヤミラミのメガシンカが解け、横たわっていた。青年Ｂはヤミラミをじっと見つめたまま動かない。
サクラ「あの子、さっきからあんな調子でずっとかたまっとるんよな〜」
「マリルッ！」
Ｂ「負けた……？僕が……？メガシンカ使ったのに……？」
マノン「アランーー！！」
マノンとカルムが隠れていた場所から飛び出てアランとサクラの方向へと走ってくる。
マノン「アラン聞いて聞いて！！サクラのバトル！！一瞬で勝負がついちゃったんだよ！！なんか……こう…！！ちょっと見てなかったすきにもう倒しちゃってて！！」
サクラ「おいおいマノン。そんな興奮せんでええって。わしはただ相性見極めて普通に戦っただけやさかいに！」
Ｂ「負けた……負けた……？」
Ａ「嘘だろ……Ｂも負けてしまうなんて……。うっ…うぅ…ま、参りました…」
そういうと青年ＡＢは正座して頭を下げた。