この手をもう一度 (ページ10)

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帰り道ページ10

店長「Aちゃん、純喜君、もう時間だから上がっていいよー」
A純『「お疲れ様でした‼」』

　
純「もう遅いし家まで送るで？」
A『家遠いし大丈夫ですよ!』
純「こんな遅いし暗いし、俺おるのに女の子1人で帰らされんわ！」
A『そうですか？じゃあ笑』

帰り道

純「そういえば、バイトとか見えてんけど腕の傷どうしたん？」
A『ああ、色んなとこでぶつけること多くて感覚おかしいんですかね？笑』
純「にしてもぶつけすぎやと思うんやけど、誰かにやられてるとかではないん？」
A『ええ、あそんなんじゃないですよ!』

…まさか当てられると思ってなくて
　焦ってしまった

純「知り合ったばっかの俺に話すのも抵抗あると思うし深入りはせんけど、なんかあったらいつでもいいや？相談乗るし」
A『じゃあそん時は頼みますね？笑』
純「おう！」
A『冗談ですよ、笑
もう着くのでここで大丈夫です！ありがとうございました‼さようなら！」

純「冗談でもいつでもなんでも言ってくればいい。多分俺Aのこと好きやわ！いきなりでごめんやけど、守ってあげたいって思うねん」
A『すみません、多分気になってる子が、』
…ｽｯ『うわっ、

気付いたら純喜先輩の腕の中だった

純「わかっとる。Aがその子好きなる前に俺がAのこと振り向かせて見せるから、覚えとけよー！ごめんな！気ぃつけて帰りや！、じゃあな！」

先輩は、私の頭を撫でて帰っていってしまった

こんなの初めてで心臓の音がうるさい。うるさい胸を押さえながら家へ帰った