結婚して下さいマキマさん (ページ3)

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「姫乃先輩にゲロチューされた！？

　あはははははははｯ！！！悲惨！！」

『オレのファーストキスだったのによぉ … 』

現在私はデンジ、通常ツンツン頭から昨日の飲み会の話を聞いています

どうやら毎度恒例姫乃のゲロチューが炸裂したらしい

クソ笑える

　
　「あ〜、笑えるわぁ」

涙を服の袖で拭いながらそうぼやくとデンジははっきりと顔を顰めた

『でもオレ、帰りにマキマさんとキスしたからな！！』

　
　「はぁ？！？、ざけんなテメ＿

　

　

　『キス？』

私の背後から香るいい香り

耳が孕みそうな美人ヴォイス …

あ、これは …

　

　「マキマさぁぁぁぁぁぁぁあんｯ！！！！」

そう叫びながら振り返る。

そこには予想通りの美人がいた

貼り付けたような笑顔、催眠術でもかけられそうなグルグルの瞳
　

興奮ではふはふ言ってる私をチラリと見た後、マキマさんは形の整った唇から言葉を発する

　『キスが、どうかしたの？』