【陰陽師】私に恋した妖怪さん (ページ33)

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32話ページ33

私は、今日やる事を済ませ博雅と一緒に都の外れにある。森にやって来た。

A 《博雅…今日の朝から何も話さないし、本当にどうしたんだろ・・・》

博雅「着いたぞ・・・」

A 『わぁ！』

森のからでてみるとそこには、大輪の桜や桃の花が見事に咲いていた。

A 『きっ綺麗・・・まるで天国にいるみたい・・・』

博雅「ここは、桃の精と桜の精がいるからな毎年綺麗に咲くんだよ・・・今日は、いないみたいだな」

A 『そうなんだ！本当に綺麗・・・』

博雅「おい、あんまり走るなよ転ぶぞ！」

A 『大丈夫、大丈夫ってきゃ！』

博雅「てっおい！」

A 『いった・・・あれ？痛くない…何で？』

博雅「それはそうだろうな、人を下敷きにしてるんだから・・・」

私は、今博雅に座りながらのお姫様抱っこされてる状態になっていた。

博雅「たっく、お前は人が注意した矢先に・・・」

A 『ふっふふ、ごめんなさい博雅』

博雅「・・・・A」

A 『うん、何？』

博雅の顔を見てみると博雅の瞳は少し熱をおびていたので私は少しドッキとした。

A 『ひっ博雅どうしたの？』

博雅「好きだ・・・A」

A 『えっ？・・・・』

私が、驚いているとき、私の目の前にいた博雅の顔がもって近くあり、唇に何か柔らかいものが当たっていた。

A 『・・・・・！！！！！』

博雅「・・・・・・・」

それが、キスだとわかった時は私と博雅の口が離れた時だった。
静かに桜や桃の花が散っているとき、私と博雅の顔はどの花より赤色だったか。