【陰陽師】私に恋した妖怪さん (ページ25)

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24話ページ25

いきなり、荒川の主さんに言われた事に私は混乱していた。

荒川「もう一度言う私の屋敷にこい」

A 『どっどうしてですか？確か、荒川の主さんて人間の事あんまり好きじゃないですよね？』

荒川「好きじゃないだが強い者は好きだ、お前は暴力じゃなく食材を美しくそして美味にする強さを持っている、私は、そんなお前の強さに引かれた・・・それだけじゃないがな・・・」

A 『・・・でっでも』

荒川「いいから、来い！」

A 『・・・・・っ』

私は、荒川の主さんの言い方に恐ろしさがあって何も言えないとき私は、晴明さん達を思いだした。

A 『ごっごめんなさい！私は、貴方の所には行けません！』

荒川「・・・どうしてだ？私といればお前の時代に帰れる道があるかもしれないのだぞ」

A 『たっ確かにそうかも知れませんが・・・私は、やっぱり今ままでいたいんです・・・私・・・晴明さん達といたいんです。』

荒川の主さんは、少し私の腰に巻いていた手を強くしたが、すぐに止め手を離してくれた。

荒川「・・・ふっん！凶が冷めた・・・帰るぞ」

A 『・・・はい、ありがとうございます』

荒川の主さんは、何も言わずただ青龍門まで送ってくれた。

in 青龍門

A 『送って下さりありがとうございました。』

荒川「Aよ・・・」

A 『はい』

荒川「・・・・また、呼ぶ時があるだろう、その時、違う料理を作ってくれ」

A 『はい、喜んで！』ニコッ

荒川「・・・・！さっさと行け、番犬も待っていることだしな！」

A 『えっ！番犬？』

後ろを向くとそこには博雅が立っていた。

博雅「誰が、番犬だ！魚野郎！」

荒川「ふんっ最初からついてきて何を今さら」

A 『えっ！最初から！？』

博雅「・・・・・」

荒川「ふんっ！番犬もいることだし、せいぜいきお付けつける事だな。」

博雅「だから、誰が番犬だ！この魚野郎！」

A 『ひっ博雅落ち着いて！』

荒川「ふんっ」

そう言って荒川の主さんは帰ってしまった。

A 『・・・・・』

博雅「・・・・・」