【陰陽師】私に恋した妖怪さん (ページ24)

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23話ページ24

屋敷の中は誰もいなくとても寂しい感じがした。

A 『すっすみません！一ついいですか？』

荒川「なんだ・・・」

A 『ほっ他の妖怪さんていないんですか？』

荒川「ここの屋敷は仮だ本殿になら使いの者がいる」

A 『そっそうなんですか・・・』

荒川「・・・・」

なんか気まずい中ずっと歩いていると一つの部屋に着いた。

荒川「中に入れ・・・」

A 『はい・・・』

中に入っておもむろに座っていると荒川の主さんが、向かい合わせに座ってきた。

荒川「・・・・」

A 『・・・・・』《きっ気まずい・・・》

荒川「Aと言ったな・・・お前に聞きたい事がある」

A 『聞きたい事ですか？』

荒川「あぁ、お前川の上にあった小さな渦に呑み込まれただろう」

A 『はっはい！そうです！何で、わかったですか？』

荒川「そこの川も私が管理している所でなあの時、川の近くに何か良からぬ妖気を感じて行ってみればお前達がいた」

A 『そっそうだったんですか・・・』

荒川「だから、お前が何か知っていると思いここに呼んだのだ」

A 『なるほど、分かりました・・・それでは、話します。』

私は、タイムスリップした事を全部話した。

荒川「・・・そうか」

A 『すっすみません、これぐらいしか無くて』

荒川「いや、問題ない・・・」

A 『あとは、何かありませんか？』

荒川「ない・・・」

A 『そっそうですか・・・』

スウッ

すると荒川の主さんはいきなり私に近づいてきて来た。自分の手を私の腰に巻いて来た。

A 『なっ何ですか？』

荒川「貴様、私の屋敷に来ないか？」

A 『えっ！？』