【陰陽師】私に恋した妖怪さん (ページ13)

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12話ページ13

私と博雅でミニ鬼ゴッコが始まり。それは、晴明さんの屋敷まで続いた。

in 安倍晴明の家

博雅「ゼェーゼェー…やるなA！これだったら俺と一緒に弓取りに行っても大丈夫だったんじゃないのか？」

A 『ゼェーゼェーそっそうかも知れませんね・・・』

神楽「お帰りなさい、博雅とA…？」

小白「二人ともどうなされましたか？そんなに、息を切らして」

博雅「ただいま神楽…実はな・・・」

私と博雅は、今日あったことを皆に話した。

小白「ふっははは博雅様それはA様に一本食われましたね！」

比丘尼「ふっふふそうですね・・・でも、私はAさんが草笛が得意だと言う事が驚きました。」

神楽「私も、A…今度、蛍草達が来たら私にも草笛聞かせて・・・」

A 『はい、大丈夫ですよ！てか、明日演奏しても大丈夫ですよ』

神楽「本当に！ありがとう、楽しみにしているね」

晴明「ところでAその着物…博雅にもらったののか？」

A 『はい…どうでしょうか？』

晴明「よく似合っている…」

神楽「私も、そう思うA綺麗」

比丘尼「はい、とても美しいと思います」

A 『良かったありがとうございます／／／／／…博雅だけの感想だと少し不安だったんです。』

博雅「おい、Aそれは一体どういう意味だ・・・」

A 『なっ何でもありませ～ん』

私が、おもむろに今日の晩御飯に手をつけると。

A 『あっこれ隠し味に柚子の皮を使っているんだ・・・この出汁、昆布に鰹の他に何だろう・・・あっ塩か！！正解かなぁ？式神さん？』

式神「コクりコクり」

私が、料理の食材を当てるのに夢中になっていると。

博雅「A…お前スゲーな！たった一口食べただけでそれの調味料や食材が分かるのか？」

A 『うっうん』

神楽「凄い！Aは料理が得意なの？」

A 『料理が得意と言うか・・・料理しか取り柄がないの方が正しいのかもしれません』

神楽「そうなの？じゃあ明日の朝ごはんAの料理食べてみたい…」

A 『えっ！』

神楽「ダメかなぁ…」

A 「いいですよ！いいですよ！てか、是非食べて下さい！」
　

神楽「やったー！ねっ晴明！」

晴明「あぁそうだな！」