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ポエム ページ10

昼過ぎ
先に任務を終えた私は皆より一足先にアジトに帰宅
もうすぐ帰ってくる皆の為にお昼ご飯でも作ろうかな
なんて思いながら玄関を開けると、靴が一足並んでいた

この靴は確かシンタローのはず
なんだ、シンタロー先に帰ってたんだ

貴方「ただいま〜」

一声かけてリビングへ入るが、返事はなかった
なにやら真剣にスマホとにらめっこしてる
そんなに真剣に何を見てるんだ?

まさか、誰もいないからって昼間っから厭らしいモノでも見てるんじゃないだろうか

そっと気づかれないように近づき、彼が座るソファーの後ろへ回り込む
手に持っているスマホの画面を覗き込むと、なにやら文字が並んでいた
どうやら厭らしいモノではないらしい

えぇっと。なになに?

貴方「あなたを見つけたあの____」
シ「うわぁぁあ!?!A!?!おま、いつの間にっ…!!てか勝手に覗くなよ!!!そして朗読すんな!!!」

ちょっと面白そうだったから朗読してみたら流石に気がついたようで、慌ててスマホの電源を落としていた

シ「これは!その、違うからな!?」
貴方「何が違うの?」

顔を真っ赤にしながら慌ててなにか弁解しようとしている姿が面白い
まぁ内容が内容だからね
シンタローも結構ピュアなモノ書くんだなぁ

あぁ、もうダメだ。死んだ。終わった。
などとブツブツ唱える彼の隣に腰掛ける

貴方「可愛いポエムだね」
シ「う、うるせぇ!!おまっ…プライバシー!!そう!プライバシーだろうが!!」

ビシッと人差し指を突き出し、ソファーから立ち上がり怒鳴りつけられるが、迫力は皆無に等しい

貴方「いつもあんな感じの書いてるの?」
シ「うっ…た、頼むからもう忘れてくれ」

…はぁぁあぁ
とこれまた大きなため息をつき、死んだような表情
ちょっと弄りすぎたかな。なんだか少し可哀想になってきたや

ごめんね、と謝罪をしようとした刹那
電源が落とされていたはずのスマホの画面が明るく光る

ピロン
と通知音がなると彼の目線がスマホへ映る

シ「んだよ…エネのやつこんな時……に」

画面を見た瞬間、死にそうな表情だったのがだんだんと元に戻っていく
…いや、元に戻ったというかニヤついていた

シ「…初めて会ったあの日 私の全てはあなたに奪われた」

するとなにやら朗読を始める
ん?ちょっと待った。なんかどっかで聞いた事あるような…

シ「身も心も全部、全部 あなたに私の_____」
貴方「ぁぁあぁあ!!ちょっとストップ!なんでそれ!!ねぇ!!え!?!」

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設定タグ:カゲプロ , シンタロー , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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ユキ(プロフ) - ☆最高☆ (2022年5月5日 10時) (レス) @page34 id: aab5d4a87b (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - _:( _ ́ཫ`):_<尊死 (2022年3月7日 14時) (レス) @page32 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - またリクエストするかもしれません!その時はよろしくお願いいたしますm(_ _)m更新頑張ってください!ネタに困ったらレスしてくださいね! (2022年2月26日 0時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - リクエストに応えていただき本当にありがとうございます!またニヤニヤしながら見てました← (2022年2月26日 0時) (レス) @page30 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 如月将美さん» はい!そうです!バッチリです! (2022年2月22日 23時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月将美 | 作成日時:2021年10月11日 18時

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