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雨宿り 3 ページ3

シ「目、瞑んねぇの?」
貴方「…っ」

彼が息をする度に息が顔にかかる
彼が口を動かす度唇が触れそうになる
あぁ、なんでこんなに私は緊張してるのに彼は余裕そうなのか

ぎゅぅ
と強く目をつぶると同時にベッドのシーツも何かに耐えるように強く握った



何かに耐えるようにシーツを握る手
ぎゅっと強く目を瞑り、プルプルと震える姿が愛おしい

あぁ、本当にこのまま唇を奪ってしまおうか
そんな考えさえよぎる

数十秒ほどそんな可愛らしい姿を眺めていると薄らと目を開けたAと目が合った
ぽかんとした表情に思わず笑みがこぼれる

未だにフリーズしているAの額に軽くデコピンをしてやると驚いた表情をした

シ「何、期待した?」

茶化すように言うとボフン、と効果音がつきそうなほど一気に赤く染あがる

バカ、アホ
なんて暴言を飛ばしながら布団へ潜ってしまった
流石にちょっとからかい過ぎたか
なかなか布団から出てきてくれないAの横に腰掛ける

シ「ごめんって」

ぽんぽんと軽く布団の上から軽く叩いてやると目元だけ覗かせてくれた
…なんか可愛いな、それ
グラリとオレの何かが揺らいだ気がした

シ「ちょっとからかい過ぎた。昨日も何も無かったから安心しろ」
貴方「…本当に?」
シ「…?おう」
貴方「何も、してない?」
シ「してないって。ただちょっと意地悪したくなって隣で寝ただけ」
貴方「…そう」

何でそんな不満そうなんだ?
何でちょっとオレのズボン摘んでるんだ?

シ「…A?」

名前を呼ぶとピクリと肩を上下させる
え、何その雰囲気

貴方「ちょっとくらい、あってもよかったのに」

ボソッと小さな声で呟かれたが、確実にオレの耳には届いていた
刹那
オレはAの被っている布団を剥ぎ取り、再度馬乗りになる

シ「それ、誘ってるって捉えていいんだよな?」

答えなんて聞く間もなくオレは唇を重ねた
散々昨日我慢したんだ。今更拒んでも止めてやんねぇから

_____覚悟しとけよ?

**

(リクエストお待ちしておりますよ!!!!)

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設定タグ:カゲプロ , シンタロー , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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ユキ(プロフ) - ☆最高☆ (2022年5月5日 10時) (レス) @page34 id: aab5d4a87b (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - _:( _ ́ཫ`):_<尊死 (2022年3月7日 14時) (レス) @page32 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - またリクエストするかもしれません!その時はよろしくお願いいたしますm(_ _)m更新頑張ってください!ネタに困ったらレスしてくださいね! (2022年2月26日 0時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - リクエストに応えていただき本当にありがとうございます!またニヤニヤしながら見てました← (2022年2月26日 0時) (レス) @page30 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 如月将美さん» はい!そうです!バッチリです! (2022年2月22日 23時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月将美 | 作成日時:2021年10月11日 18時

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