小狐丸�� ページ4
小狐丸を近侍にしてから五日。
小狐丸もあまり目立ったヤンデレ具合でなく安心だな、なんて縁側に座った。
「あれ、珍しいですね」
私を見つけ、ちょこんと隣に座ったのは
『お、堀川！そんなに珍しい？』
「はい。いつもは仕事で部屋に引きこもってるので...」
『あー、確かに。よく、「主は仕事人間だなぁ」って言われるし....』
「あはは。でも、主さんはそれでいいと思います。主さんらしくて、僕は好きです」
そう言って、堀川はニッコリと笑う。
....イケメンかよ、こいつ。
『ありがとう。堀川は優しいしイケメンだな〜』
「そ、そんなことないですよ！兼さんだって、そういう主さんのこと好きだって言ってましたし！」
『えー？あの兼定が？？』
「はい！兼さん、所謂...つんでれ？ってやつらしいですから」
『へぇー。本当にそうだったら嬉しいけどねぇ』
お茶を一口すすって、ため息を吐く。
お察しの通り、私と兼定はあまり仲がよろしくない。
よろしくないというか、さりげなく兼定に避けられてるというか。
『....好き、ねぇ......』
堀川が言うなら本当っぽいけど.....。
というか、毎日誰かに「好き」「好き」言われてるんだ
兼定みたいに、普段言ってくれないヤツに言ってほしいもんだ。
『....突然、堀川達が天使に思えてきたよ』
「え？何でですか？」
『私の周り、考えてみ』
「....心中お察しします」
苦笑いをする彼の頭を、少し乱暴に撫でる。
『病んでないヤツ、少ないからねぇ。.....私も、堀川や兼定のこと大好きだよ』
「ありがとうございます！」
『さて...んじゃ、仕事に戻るね。兼定によろしく』
「はーい」
堀川の笑顔に癒されながら、私は障子をそっと閉めた。
.
.
.
.
「.....だって。良かったね、兼さん！」
「ばッ....お、ま...！あいつの好きってそういう意味じゃねぇだろ...！！」
「でも嬉しいんだよね？」
「そりゃあ嫌なわけじゃねぇが....い、良いってわけでもねぇ！」
「兼さん、顔赤いよ」
「うるせぇ！言うんじゃねぇよ！！」
「(兼さんも主さんも可愛いなぁ....)」
『くしゅんっ！...？風邪か？』
「ぬしさま、小狐めが温めまする」
『うわっ！？どっから湧いた！？！？』
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もへ(プロフ) - こんばんは初めまして！読ませて頂きました。とても続きが気になります！これからも無理せず頑張ってください^^ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: 3a81a59490 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月21日 8時) (レス) id: 88e0097a07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ@毒占欲の人 - 全部読ませて頂きました！刀剣乱舞のヤンデレって良いですね。私も同じく書いているのですが、こんなに上手く行かないです。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8c76c836b6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 全話読みました。すごく良かったです！続きが気になりますし、審神者も刀剣も共依存になっているのでは？ということも思い浮かんできます。更新頑張ってください！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: 7e18d65cd1 (このIDを非表示/違反報告)
篠霧 - ヤンデレ、ありがとうございます とっても好きです。頑張って下さい。 (2018年12月13日 21時) (レス) id: 5b34b7d6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年11月12日 21時
