鳴狐 ページ11
「おい、朝だぞー」
鶴丸を近侍にしてから一週間
『ん...鶴丸.....』
「起きろよ。みんな、近侍が誰かとそわそわしてるぜ」
『はいよ...』
目をこすりながら体を起こすと、突然優しく抱きしめられる。
よく分からないまま優しく背中を擦ると、鶴丸は首筋にキスを落とした。
『...どうした？』
「ん？ああ...今日で近侍も終わりなんだなーと思うと.....寂しくなってきてな」
『寂しいって...永遠に近侍に選ばれないわけじゃなんだから』
「...はは。きみは分かってないなぁ」
そう言うと、もう一度首筋にキスを落とす。
「きみはいつまで経っても、俺に依存してはくれないもんなぁ。....どうやったら俺だけを見てくれる？」
『さぁ。....そんなの、私にも分かんないよ』
「...そうかい。きみらしい答えだ」
『.....鶴丸？何で足撫でてんの』
「......悪いな...ちょっと...シたくなったというか.....」
『いや何で！？離れろ！！』
「頼む！一回だけ！先っちょだけだ！！」
『ダメ！！！』
「主ー。遅いよ、何してんのー？」
『あっ』
運悪く、呼びに来た加州にバッチリ見られる。
加州は少し固まっていたが、すぐに刀を抜いて鶴丸の首元に当てた。
か、加州の顔が怖い....！
「今すぐ離れてくれない？主に手ぇ出すとかあり得ないんだけど」
「彼女はきみの番でもなんでもないはずだけどなぁ？彼氏面か？」
「は？なに？喧嘩売ってる？」
「以外に何がある？」
『っ〜〜〜喧嘩すんな！鶴丸、相手を煽るな！加州も！抜刀はダメだ！！』
「主...」
そんなこと言ったってさぁ。と加州は悲しそうに刀をしまう。
鶴丸も、しょげたように縮こまった。
『鶴丸は、先にみんなの所に行ってて。加州は、私と一緒に行く。いい？』
「...分かったよ」
「...はーい」
鶴丸が部屋を出ていくと、加州は勢いよく私に抱きついてきた。
「主、怒ってる...？」
『もう怒ってないよ。それに、助かったのも事実だし...ありがと』
「！！いいって、そんなの！主が喜んでくれるなら俺は何だってするから！」
『加州...』
「ってことで、今週の近侍は俺だよね？」
『いや、鳴狐だけど』
「.......」
.
.
.
.
「あるじどの、その腰に巻きついているのは....？」
『ああ、気にしないでくれ』
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もへ(プロフ) - こんばんは初めまして！読ませて頂きました。とても続きが気になります！これからも無理せず頑張ってください^^ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: 3a81a59490 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月21日 8時) (レス) id: 88e0097a07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ@毒占欲の人 - 全部読ませて頂きました！刀剣乱舞のヤンデレって良いですね。私も同じく書いているのですが、こんなに上手く行かないです。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8c76c836b6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 全話読みました。すごく良かったです！続きが気になりますし、審神者も刀剣も共依存になっているのでは？ということも思い浮かんできます。更新頑張ってください！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: 7e18d65cd1 (このIDを非表示/違反報告)
篠霧 - ヤンデレ、ありがとうございます とっても好きです。頑張って下さい。 (2018年12月13日 21時) (レス) id: 5b34b7d6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年11月12日 21時
