鶴丸国永�� ページ7
鶴丸を近侍にして約五日。
私は縁側で相変わらず、ある事で悩んでいた。
「おぉ、主。主も飲むか？」
....まさか三日月がいるとは思わなかったけど。
が、断る理由もないので、少し距離を置いて座る。
三日月は目を細め、さりげなく距離を縮めてきた。
『えっ、ちょっ』
「はは、そう緊張するな。何もしない」
『本当？いつも目が合っただけで部屋に連れ込もうとしてる奴を信用しろって？』
「まぁ、そうしたいのは山々だが....なに、主が悩み事を抱えているような顔をしていたのでな。力になりたいと思ったのだ」
『力に？』
「いつも言っているようだが...俺は、主を嫌っているわけではない。ただ、愛しい。愛しいが故に傷付けてしまう。それだけだ」
『....ふーん』
三日月の言う事は、やっぱり理解できない。
好きだから傷付ける？大切にするのが普通でしょうよ。
....っと、まぁ今はそんなこといいか。
あの三日月でも、相談くらいは乗ってくれるだろう。
『あのさぁ、三日月。鶴丸のことなんだけど』
「鶴丸？...ああ、近侍にしていたのだったな。あやつがどうかしたか？」
『鶴丸って、いつから病んでるの？最初は普通だったよね』
「？鶴丸は元からああだっただろう？」
三日月の言葉に、耳を疑う。...嘘でしょ....。
だって、守るとかなんだとか言ってたのに。
「よく考えれば分かるはずだぞ？鶴丸はどういう系のやんでれだったか」
『え？えっと、依存型だよね？』
「そう。鶴丸は最初からそういう発言はしていたぞ」
『嘘！？いつ！？』
「「頼れるのは俺だけ...ってことだ。そうだろ？」...あやつはいつもそう、主に言っていなかったか？」
『言ってたけど...』
「「守ってくれるのは鶴丸しかいない。なら鶴丸の傍に居れば大丈夫」。そう思い込ませ、依存させようとしたんだろうな。主が鈍感なおかげで、俺は助かったというわけだが」
....前、「主はもっと敏感になった方がいい」って怒ってたのどこの誰でしたっけ。
とか言ったら部屋に連れていかれそうだから黙っとくか。
『なるほどね。三日月、ありがと』
「はっはっはっは。なに、礼を言われるようなことはしていない。まぁただし...無害だからと鶴丸に気を許すことはしてはならないぞ。やんでれはやんでれ。危ないからな」
『...はいよ』
お前がそれを言うか、というツッコミは諦め、自室に戻った。
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もへ(プロフ) - こんばんは初めまして！読ませて頂きました。とても続きが気になります！これからも無理せず頑張ってください^^ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: 3a81a59490 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月21日 8時) (レス) id: 88e0097a07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ@毒占欲の人 - 全部読ませて頂きました！刀剣乱舞のヤンデレって良いですね。私も同じく書いているのですが、こんなに上手く行かないです。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8c76c836b6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 全話読みました。すごく良かったです！続きが気になりますし、審神者も刀剣も共依存になっているのでは？ということも思い浮かんできます。更新頑張ってください！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: 7e18d65cd1 (このIDを非表示/違反報告)
篠霧 - ヤンデレ、ありがとうございます とっても好きです。頑張って下さい。 (2018年12月13日 21時) (レス) id: 5b34b7d6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年11月12日 21時
