鍛刀 ページ8
鶴丸を近侍にして約六日。
「主様、起きてください！」
私は、鶴丸の声で起きた＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「主様！主様ぁぁぁぁぁぁ！！」
『うるせぇぇぇぇぇぇぇ！！！』
わけではなく
『朝から耳元で叫ばないでくれる！？こんのすけ！！』
こんのすけの声で起きた。
何でここにいるわけ....いや居てもおかしくないけどさ。
「主様、政府からの命令です。そろそろ鍛刀しろ、と」
『はぁ？何で』
「主様、最近鍛刀していないでしょう！」
『...嫌だもん』
「何故ですか！」
『これ以上ヤンデレが増えるのは嫌だ！！いいじゃん！歴史修正主義者倒してるし！』
「...主様。確かに審神者の仕事の主はそれです。しかし、刀を全振り集めるというのも審神者の仕事ですよ！」
それにですね、とこんのすけは刀帳のあるページを開いた。
「主様が今持っていないのは、槍と薙刀でしたね？これを見て考えてみてください...この刀剣男士達が、ヤンデレになるような顔ですか？」
『....どれも無縁そうな顔してるけど....そんなこと言ったら、乱藤四郎とか鳴狐とかもそうじゃん』
「......それはそれ！これはこれ！！さぁ主様、鍛刀をしに行きましょう！」
こんのすけは布団を剥ぎ取り、私の服の裾を噛んで引きずり出した。
誤魔化しやがったなコイツ！？
っていうかその引っ張り方止めてくれないかな...破れる....。
「お、こんのすけか！珍しいな...って、何で引きずってんだよ！？」
『お、おぉ...鶴丸...助けてくれぃ....』
「今から鍛刀しに行くのです！」
「鍛刀って....。.....きみは、新しい刀が欲しいのか...？俺じゃ、ダメなのか.....？」
『いえまったく(即答)』
「なら鍛刀なんてしなくてもいいよな！よし、部屋に戻って一緒に寝るとするか！」
『それは勘弁してほしい....』
「ダメですっ！！」
私の腕に絡みついた鶴丸を、こんのすけが慌てて引き剥がす。
鶴丸は一瞬眉をひそめたが、元に戻って頬を膨らませた。
...こんのすけ、今のはだいぶマズかったような....。
「お願いします、主様！政府からの命令では逆らえないのです...」
『....はぁ、分かったよ。行こうか...』
「！！....なら、俺もついて行くぜ！いいだろ？」
『もちろん』
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もへ(プロフ) - こんばんは初めまして！読ませて頂きました。とても続きが気になります！これからも無理せず頑張ってください^^ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: 3a81a59490 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年1月21日 8時) (レス) id: 88e0097a07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ@毒占欲の人 - 全部読ませて頂きました！刀剣乱舞のヤンデレって良いですね。私も同じく書いているのですが、こんなに上手く行かないです。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: 8c76c836b6 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 全話読みました。すごく良かったです！続きが気になりますし、審神者も刀剣も共依存になっているのでは？ということも思い浮かんできます。更新頑張ってください！ (2019年1月3日 20時) (レス) id: 7e18d65cd1 (このIDを非表示/違反報告)
篠霧 - ヤンデレ、ありがとうございます とっても好きです。頑張って下さい。 (2018年12月13日 21時) (レス) id: 5b34b7d6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2018年11月12日 21時
